フギレオオバキスミレ [オオバキスミレの変種] (斑切大葉黄菫)
フギレオオバキスミレ
分類 キスミレ類
学名 基本種 オオバキスミレ Viola brevistipulata (Franch. et Savat.) W. Becker Published in: Beih. Bot. Centralbl., Abt. 2, 34:265 (1916)
変種 フギレオオバキスミレ Viola brevistipulata var. laciniata (H. Boissieu) W. Becker
参考
シロバナフギレオオバキスミレ Viola brevistipulata var. laciniata sp.
シロバナフギレオオバキスミレ Viola brevistipulata var. laciniata f. alba
シロバナフギレオオバキスミレ Viola brevistipulata var. laciniata f. albescens
異名
Viola brevistipulata f. laciniata (H. Boissieu) F.Maek.
Viola laciniata (H.Boissieu) Koidz.
由来 brevistipulata : 短い托葉がある
外語一般名
茎の形態 有茎種
生育環境 山地の斜面に群生する。
分布 国内 北海道特産、日本海側の豪雪地帯に集中して分布する。垂直分布が比較的広い。
海外 日本固有種。
補足 自生地には基本種との移行型(中間型)が多く見られるとのこと。山形県で報告がある。
花の特徴 形状 基本種に準ずる。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 縁が大きく不規則に切れこむ点を除き、基本種に準ずる。
根生葉の方が切れ込みが深い傾向がある。
補足
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本 フランス人のフォーリー神父が採集、スイスの植物学者ボワジェが命名(1900年)。
染色体数
参考情報
その他 幾つかの変種や品種をまとめて再編成する考えもある。多くは地下茎で増殖する、即ち、クローンで群落を拡大する性質であるとの情報がある。

 フギレオオバキスミレの自生地にすら出向けていないのに、シロバナフギレオオバキスミレ(白花斑切大葉黄菫)に出逢いたくて仕方がないのです(笑)。写真で拝見する、その魅惑的な姿に魅せられてしまいました。
 とある個人の情報によりますと、1991年に発見され、或いは、知られるようになった自生地は、道路工事で破壊されてしまい、現在、第二の自生地が発見されたところだと言われます。今度の自生地も簡単には見つからない位置にあるそうですので、熊さんが怖くて深入りできない旅行者に、簡単に姿を見せてはくれないでしょうね。
2016/11/22

 2018年に出かける計画をしていましたが、手首の骨折で運転ができず、残念ながら、諦めました。ただ、今年、計画していた時期には花が終わっていた可能性があります。
 山形県植物誌(1992)を読み返してみると、具体的な地名が記載されたフギレオオバキスミレの自生記録がありました。現状、他に記録がなく、未確認としておきます。
2018/09/03

 (2013/05/29) Latest Update 2022/03/28 [100KB]

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