ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター' - Viola sororia - 'Alice Witter'
ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター'
熊本県 2011年4月3日 植栽
ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター'
白地に赤紫条が四方に広がるように伸びる、丈夫で、花数も多い。
東京都 2001年4月8日 植栽
ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター' ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター'
千葉県 2002年4月14日 植栽
分類 アメリカスミレサイシン類(節)
学名 基本種 ヴィオラ・ソロリア 'アリスウィター' Viola sororia Willd. 'Alice Witter' Published in: Hort. berol. 1: t. 72 (1806)
変種
Viola sororia var. affinis (Leconte) L.E. McKinney
Viola sororia var. missouriensis (Greene) L.E. McKinney
Viola sororia var. novae-angliae (House) L.E. McKinney
品種 sororia : 姉妹の、塊になった(*未確認)
異名
Viola cucullata var. sororia (Willd.) Torr. & A.Gray
Viola palmata var. sororia (Willd.) Pollard
Viola chalcosperma Brainerd
Viola floridana Brainerd
Viola latiuscula Greene
Viola papilionacea Pursh
その他、多数
由来
外語一般名 【台】蝶花菫菜、【英】Common blue violet、hooded blue violet、dooryard violet、blue praire violet
茎の形態 無茎種
生育環境 明るく湿り気がある草地、林縁などを好む。
分布 国内
海外 北アメリカ東部から中部。
補足
花の特徴 形状 中輪~大輪。ソロリア系には多くの変化があり、近年10種に整理されたとのこと。
白地に中心部が赤紫色になる。
太くて丸く短い。
花期 比較的に長い。
花柱 虫頭形。通常、花弁を押し開けないと見えない。
芳香
補足
葉の特徴 形状 心形。夏葉は非常に大きくなり、タバコのパッケージを隠すほどになる。
濃い緑色。
補足
種の特徴 形状 中粒。涙滴形(膨らんだ楕円形)。
光沢のある黒褐色。
補足
根の特徴 白い髭根。
絶滅危惧情報
基準標本
染色体数 2n=54
参考情報
その他 強靭な性質を持ち、栽培されたものが雑草的に増えている。
田淵誠也氏の「すみれ図鑑」には『プリセアナとレッドジャイアントの雑種起源のものと思われる』と記載されています。
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。

 野草店などで時々見掛けます。園芸種と理解した方が良さそうですね。他のソロリア系園芸品種に比較しますと、数量的には少ないようです。
2003/10/17


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