ヴィオラ・オドラータ 'オペラ' - Viola odorata - 'Opéra'
ヴィオラ・オドラータ 'オペラ'
2012年4月4日 植栽 (花びらが丸く、全体に紅薔薇色をしている)
ヴィオラ・オドラータ 'オペラ' ヴィオラ・オドラータ 'オペラ'
2012年4月1日 植栽
ヴィオラ・オドラータ 'オペラ'
2005年4月3日 植栽 (花びらが細めで、色合いも少し印象が異なり、書籍に記載に近い)
分類 ニオイスミレ類
学名 基本種 Viola odorata L.Published in: Sp. Pl.: 934 (1753)
変種 園芸品種(栽培品種):Viola odorata L. 'Opéra' (c, 1930 by Windward Violet Nurseries)
品種
異名
由来 odorata : 香りのいい
外語一般名 Viola, English Violet, Garden Violet, Sweet Violet 'Opera'
茎の形態 母種に準ずる
生育環境
分布 国内
海外
補足
花の特徴 形状 中輪。側弁に毛が見られる。
濃い紅紫色。1930年に遡る歴史を持ち、濃いバラ(ライラック)色とされます。
英国の資料によると、中央部に薄く灰色がかった紫色の部分があると記載されている。
短い。
花期 気温の低い時期から開花する。
花柱
芳香 甘い芳香がある。
補足
葉の特徴 形状 母種に準ずる
補足
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本
染色体数
参考情報
その他
'Princess de Galls'の選抜品種。各地のすみれコンテストで評判になった。花弁にある斑点は、時間の経過と共に、藤色から深い紫色に変化すると言われる。
 ニオイスミレの選別品種です。いつも頼りにしているRoy E. Coombs氏の "Violets: The History & Cultivation of Scented Violets"で調べてみました。色合いの説明があるだけでしたが、写真が1枚掲載されており、それは少し濁りのある薔薇色に見えました。家で咲いた個体は、綺麗な紅薔薇色です。写真で比較する限りの話ですが、もしかすると、'Perle Rose'などのローズという名を持つ園芸品種や 'Charles William Groves' の方が似ているという印象です。いずれ、'Opera'として購入しましたので、現状、その名前で扱うしかないところです。
2012/04/08


園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。

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(2012/04/08) Latest Update 2022/03/28 [150KB]

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