サキガケスミレ - Viola prionantha - (先駆け菫)
サキガケスミレ
千葉県 2012年3月23日 植栽 「薄白サキガケスミレ」として流通
サキガケスミレ サキガケスミレ
サキガケスミレ サキガケスミレ
千葉県 2012年3月23日 植栽 「薄白サキガケスミレ」として流通
分類 ミヤマスミレ類
学名 基本種 サキガケスミレ Viola prionantha Bunge, 1833
変種
ケイジョウスミレ Viola prionantha var. sylvatica Kitagawa
【中】毛花早開菜 Viola prionantha var. trichantha C. J. Wang
品種
異名
Viola seoulensis Nakai
Viola taishanensis Ching J. Wang
由来 prionantha : 最初に花が咲く~、cf.:「初めの(prion)」+「花の(antha)」
外語一般名 【中】早開菫菜 (zao kai jin cai)、早花地丁、【韓】서울제비꽃
茎の形態 無茎種
生育環境 高山の明るい草地、林縁等で見られる。自生環境は標高2,000m超との情報がある。
分布 国内
海外 朝鮮半島から中国東北部に分布する。
補足 海外のサイトに「日本に自生する」との記述があるが、誤認(もしくは併邦期の情報)であろう。
花の特徴 形状 中輪。丸弁。主に唇弁に紫条が目立つ。側弁は無毛。
淡紫から紫色。
太く長い。
花期 (中国語名の通り)早咲き。
花柱 小さめの逆三角形。
芳香
補足 萼は明るい緑色で鋸歯は見られない。
葉の特徴 形状 長卵形。基部は心形または切れ形。
両面とも明るい緑色。
補足 微毛が密生している。
種の特徴 形状 倒卵形。へその方へ尖る。中粒。種枕が目立つ。
種子:茶褐色、種枕(エライオソーム):淡褐白色。光沢はない。
補足
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本
染色体数 2n=48
参考情報
その他 丈夫で育てやすい。

 少し怪しい「薄白サキガケスミレ」という名前で流通していました。それは葉がとても細長くて基部が切れ型をしていて、これはどちらかと言うと、変種であるケイジョウスミレの特徴であるような気がしたものです。現状、販売資料に基づいてサキガケスミレとして掲出することにします。
2012/03/27


(2012/03/27) Latest Update 2023/10/08 [110KB]

ページのトップへ戻る