サワラビスミレ [流通名]
サワラビスミレ サワラビスミレ
サワラビスミレ サワラビスミレ
東京都 2014年3月31日 植栽
作出 不明 :サワラビスミレは流通名(園芸品種/栽培品種名)として扱っている。
交雑親
スミレ
スミレ ( 2n=48 )
Viola mandshurica W. Becker
ニオイスミレ
ニオイスミレ ( 2n=20 )
Viola odorata L.
Viola x 'Sawarabi' (Viola x sp.)
Viola mandshurica x V. odorata
花の特徴 形状 中間的な表情を持つが、概ね、ニオイスミレの形状と色合いが強めに主張している。
花期
花柱
芳香 芳香がある。
補足
葉の特徴 形状 やはり、中間的であるが、全体としてはスミレの特徴を持つ。
補足
参考情報
その他 決して近縁とは言えない種間の交雑種である。現状、情報は余り多くはない。
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。

 (2014/04/11) Latest Update 2023/08/28 [150KB]

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