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NYANの独り言 徒然草2003 つぶやきの棚

董咲く春は夢殿
日おもてを石段の目に乾く埴土
北原白秋

 白秋の語る明るい日だまりに咲く菫とは、イメージではヒメスミレでしょうか。昨年の夏に四国を訪れた際、城址の石段にヒメスミレの葉を見つけたことを思い出しました。昨年は、早春に遅い霜におそわれたアオイスミレに出逢ったり、東北の遅い雪解け水に驚きながら、スミレサイシンに見とれたり、若葉が萌え出す頃に最盛期を迎えるコミヤマスミレに感激したり、閉鎖花が大量のタネを作り出すのを眺めたり、晩秋に返り咲きを探しに出掛けたり…、とても楽しい1年でした。
 スプリング・エフェメラルとして、初夏には地上部が消えてしまう種もありますが、真冬でも越冬葉を維持するものもあります。また、1年間、ジックリとすみれを追ってみようと思います(え~、元旦に作っていますので、こんな感じになってしまいました…f^^;))。
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