1枚目はヤエヤマスミレの葉です。マウスを画像上に移動しますと(一般のブラウザでは)イリオモテスミレと並んだ写真に切り替わります。多くの場合、葉の基部はえぐれているのですが、逆に張り出して菱形風なのですから、すみれとしては変わりものの類いでしょうか。ケイリュウタチツボスミレでも、ここまで張り出している個体は少ないと思います。
一方、イリオモテスミレは基部が真っすぐな切形か、少しえぐれた弓なりです。観察した限り、多くの方がおっしゃる通り、他の相違点は見当たりません。この程度の差異で区別すべきかと議論になる意味がわかりますね。まぁ、品種ですからね!考え方として、若干の色相の違いや毛の量の多寡に比べれば菱形の葉は珍しい訳で、区別のポイントと見なしても不自然ではない、ぐらいに押さえては如何でしょうか。