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ヒュウガスミレ? 進む→
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 このすみれの情報があれば宮崎に出掛けよう!そう思っていたヒュウガスミレの伝手を得ることができたのは早春で、多少ドタバタと出掛けることにしました。実際に自生地で観察しようと決めていたのです。そのヒュウガスミレは分類上の位置づけが確定していません。浜栄助氏WHO!は、ある独特な方法で有茎種の特徴を見出して、ニョイスミレとコミヤマスミレの自然交雑種と判断されたそうです。
 さて、ヒュウガスミレとはどんな姿をしているのか、ドキドキしながらガイダンスを受けた自生地にたどり着きました。そこに咲いていたすみれの第一印象は緑色のコミヤマスミレです(あれ?)。葉が両面とも緑色で表面の毛が少ないという特徴があります。しかしながら、書籍で予習していた姿とは随所で異なる悩ましい代物でした。特に浜氏が語る「葉質が厚く堅く、がさがさしていて丈夫」ではないようです。ただ、自生環境は関東のコミヤマスミレとまるで違い、どう認識すべきか苦慮しています。
 この個体群は、浜栄助氏WHO!やいがりまさし氏の書籍に掲載されている個体群とは少し違う特徴を持っています。実はこの自生地ですが、書籍掲載された個体の自生地と800m程度離れているのです。
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