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 友人と交わした昨年来の約束もあって、スケジュールの合間を縫い、片道300Kmはある長野県への日帰りをやらかしました。それも、前夜に捻挫した足を引きずって…。もう、ただのアホですね(笑)。
 一直線に向かったのはタデスミレの自生地です。今年は掴みどころがない気候で翻弄されたので、事前情報もなくて少し不安でした。到着すると、嬉しいことに、何度か訪ねた時と同じ植物たちが見られ、痛い足を引きずりながらも辿り着くと、まさに花の最盛期でした。キリッとした白い花を咲かせ、すみれらしからぬ太くて芯のしっかりした茎で踏ん張るように立ち上がっています。似た環境に自生するエゾノタチツボスミレも草丈が高く、すっと並んで叢生しますが、タデスミレは一際優れて剛直な姿で立っています。足元を踏み荒らさないように、気をつけながら撮影して立ち去りました。
   少し離れた林にも自生するかもしれないとの情報があって、元気な友人に少し探してもらいましたが、確認できませんでした。
いづれにしても、一帯が唯一の自生地だという厳しい環境です。
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