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 白いすみれの話が続いていますが、今回も白い花を咲かせるすみれ、その名も「シロスミレ」を登場させました。標高1,000m級の高原に分布すると表現されることが多いのですが、本質的には「標高」に基準があるのではなく、自生地の平均気温が大事なのでしょうね。
 やはり、日本が分布の中心という種ではないようで、基準標本はシベリア産であり、英語名はChina violetであることからも分かる通り、大陸の寒さ厳しい環境で見られます。ただ、大陸の情報にはシロコスミレなどが混同されている例も多いようでした。
 自生地で見れば、むしろ、日本は南端に当たりそうですね。残念なのは、ブログなどの情報に誤りが極めて多いことです。有名なサイトでも、写真がスミレの白花変種だったり、北米産の園芸種だったりすることが多いので留意していただくしかありませんね。
 シロスミレがアリアケスミレと混同されるケースは、まぁ、有りがちな間違いと言えるでしょうか。イブキスミレはなぜか勘違いが多いようです。
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