新井氏の「すみれの詩」本文に副題『高尾山で春一番』としてトップで登場するのはアオイスミレです。なんとか高尾のアオイスミレを探し出してきました。けっこう良い感じの写真が未利用で残っていましたよ(笑)。裏高尾で撮影したものです。
著作で新井氏はアオイスミレを「目立たない」と評しています。でも、これはしっかり目立っていました!大きな岩の隙間から芽吹いているというのに、これだけの花数を咲かせています。それも比較的高い位置で頑張っていました。花の様子を見ると全てがしっかり咲いていて、奇跡のようにぴったりの時期に通りかかったものだと、今更ながらに感心しています。
一般に淡紫色の花がうつむき加減で咲き、花後も球状の朔果が(立ち上がらず)根元で静かに裂開します。目立たないでしょうね。