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2006年03月31日

高尾より、春 (7)

 このタチツボスミレは昨年の春に撮影したものです。とても気に入っていたのですが、昨年、紹介することがないままになって、年末から、今日3月31日に使ってあげようと決めていました (^ー^) 。
 もし、高尾山に出向く機会がありましたら、是非、確かめていただきたいのですが、表側で見ることができるタチツボスミレの中に、写真のように花の中央部が白抜けしているものがあります。ニオイタチツボスミレのような雰囲気ですね。この両者は遺伝情報が近しいのか、交雑しやすいそうです。でも、この写真は交雑種であるマルバタチツボスミレというより、やはりタチツボスミレだなぁと思います。複数代におよぶ戻し交配が起きていたのではないか、暗にそんなことを想像させますよね。
タチツボスミレ

<サイト紹介です>趣味のサイト「花の写真館」は、全体の基本となった「四季の山野草」、そこから独立させた「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー的にまとめている「野の仲間たち」等で構成されています。特にすみれが好きで、「すみれの部屋」は情報量が多いためか、たくさんの方に訪問いただきました。そこで、2006年、情報発信の機能として、その一部である「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現してみました。

2006年03月30日

高尾より、春 (6)

 高尾をひとまわり歩いてみますと、ケーブルカーが登っていく表(南西)側と、その名も裏高尾という裏(北)側で、すみれたちの主要な分布が違っているなぁと感じることでしょう。すみれたちが好きな環境がそれぞれ異なるためですね。
 ナガバノスミレサイシンは高尾山の表側を代表するすみれでしょう。裏側である日影沢へ降りていく途中のいろはの森辺りでなら、時に目にすることもありますが、表側から薬王院または頂上へ向かう途中にたくさん咲いています。明るい場所で咲く美しい花を見るのは嬉しいのですが、参道の路傍でへばりつくようにして撮影していますと、さすがに人目が気になってしまいますね (^^*) 。
ナガバノスミレサイシン

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2006年03月29日

高尾より、春 (5)

 今年2度目の高尾は電車で行ってきました。登りと下りのルートが決まっていない場合、電車の方が自由度が高いという訳です。
 嬉しい誤算ですが、予想外に多くのヒナスミレに出逢いました。少し違う角度から撮影してみましたら、独特なイメージの写真になりましたよ (^.^) 。それから、太陽の様子は重要!このヒナスミレに出逢った時間帯までは晴れていましたが、その後、急に雲が出てきました。こうなりますと、いろいろな手立てを駆使したとしても撮影にはとても不都合です。かわいらしいすみれたちと出逢って、その時の印象をキープしながら写真に残すにはラッキーな偶然も必要だと思います。
ヒナスミレ

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2006年03月28日

ハイブリッドたち (2)

 すみれ展で、アリアケスミレとツクシスミレの交雑種と説明されていた鉢の写真を撮らせていただきました。掲載用に画像縮小しましたら、ちょっと味がなくなってしまった感じです。もう少し、ほんわかと優しいイメージでかわいらしかったのですが、白い花の縮小は難しいですね。
 和名を持つ交雑種は存外多いものですが、軽く調べてみた限りの話ながら、この異節間交雑種には、まだ和名がない様子です。自然交雑種ではないのでしょうね。まぁ、流通している園芸品種は、自然交雑種と同じ名前で陳列されていても、一般に人工交配・選別された株を増やしたものとのこと。純粋な意味での自然交雑種は、展示会ではなく、野山で見るものということです。
アリアケスミレ x ツクシスミレ

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2006年03月27日

ハイブリッドたち (1)

ヘイリンジスミレ  各地ですみれ展も始まっています。可能な限り、訪問してみたいなぁと思っていますが、やはり沖縄には出向くことができませんでした。展示会はどちらもそれぞれの特徴があって、おもしろいですね。作品として展示されます。普段、目にすることが少ない美しい交雑種を拝見する好機でもあります。
 とても印象に残ったもののひとつですが、両親はスミレとヒメスミレだそうです。なるほど、花には親の特徴がそれぞれに現れていますね。

長時間、おじゃまして、撮影させていただきました。係の方はいらっしゃらなかったのですが、栽培の上手な方(おそらく玄人の方?)の作品でした。

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2006年03月25日

野焼きの季節

 関東に桜前線がやってきました。そして、時期を合わせるように「野焼き」が行われました。人間が自然に関与する壮大な年中行事です。冬から準備を始めて、天候の関係で6日間延期され、今日、やっと実施できたという訳です。
 阿蘇の野焼きも有名ですが、この作業によってキスミレ等の植物が生育できる環境が維持されています。野焼きに限らず、人間が自然に関与して、やっと、美しい自然が維持されているというケースはとても多いんですね。逆に、営林の例では、適切な維持活動ができなくて荒れる山が多い現状とのことです。
 現在、こうした大規模な活動は、主にボランティアによる多大な労力でやっと継続できていると聞きます。関係者の皆さま、お疲れ様でした。
野焼きの季節

現地はとても良く晴れたのですが、空が煙で覆われて、曇天のつもりで撮影しなければなりませんでしたが、終了して煙が減ってきた空に、とんびがクルクルと輪を描いていました。

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2006年03月22日

高尾より、春 (4)

 高尾からの帰路、雨になる前に高速に乗ろうと急いでいたのですが、ふと、「以前、この路傍にノジスミレが咲いていたよなぁ」と思い出しました。不思議なものです。その時、記憶とは少し離れた場所でヘルメット越しに発見 (^.^) わぉ。
 そそくさと二輪を止め、膝をつくように撮影していますと、バス停の側に立っていた品の良さそうなおばぁちゃんから声が掛かりました。
「何があるんですの?」
「ノジスミレですね」
「私は全く気が付きませんでしたのに、良く見つけますのねぇ!」
 確かに、そうかも・・・。すみれが呼び留めてくれるんでしょうね(わはは、んなバカな)。南側が開けて少し明るくなり、まぁまぁの写りになりました。
ノジスミレ

 数は少なめでしたが、タチツボスミレも咲いていました。でも、残念ながら、良い被写体には出逢えませんでした。もう少し時間が欲しいところですね。

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2006年03月21日

高尾より、春 (3)

 今回、訪れたのは「裏高尾」と呼ばれるエリアで、沢沿いに登って行くコースです。このコースでは、上の方と下の方それぞれに、知る人ぞ知る、コスミレが咲くポイントがあります。その上の方ですが、かなり白っぽい花が咲くんですね。
 ちょっと曇ってきたために暗く撮れて少し残念ですが、顎をつき出したような端正な横顔が好きなんです。でも、数年前から近隣の崩落が目立ち、個体数が激減しています。まぁ、自然のことですから仕方がないのでしょうね。すみれたちの生命力に期待しましょう。
コスミレ

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2006年03月20日

高尾より、春 (2)

アオイスミレ  今年初めて訪れた高尾でしたが、午後早い時間帯から曇ってきましたので、急いで坂を下った途中、ちょいと脇道に入ったところにアオイスミレがまとまって咲いていました。
 アオイスミレは匍匐茎で盛んに増えて群落を作る傾向がありますが、どちらかと言うと花はまばらに点在するようす。少し暗めに撮れてしまいましたが、まとまって咲いている写真を撮影するには少し運が必要というイメージですから、遠出が報われたかなぁと思っています。

<追記>関東ローカルな話題が多くなりがちですが、高尾山というのは東京都八王子市にある余り大きくない山です。都心部から少し離れ、神奈川県と埼玉県との境界に位置しています。ただ、千葉県から行こうとしますと、混雑する都心部を斜めに抜けることになり、二輪で高速を使って往復4時間半も掛かりました。存外たいへんなのです。 (‥ )

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2006年03月18日

高尾より、春 (1)

ヒメスミレ  今年初めて、高尾山(東京都八王子市)を訪ねてみました。東京近郊に住んでいるすみれ好きなら、まぁ、何度となく高尾を訪問しているのではないかと勝手に思うのですが、そう思わせるような魅力があります。東京都下の、とても狭いエリアに多彩なすみれたちをはじめ、貴重な自然が残されている場所です。
 昨年は、杉花粉が飛び散って空が黄色くなっていましたが、今年は、それほどでもなくて安心しました。
 不思議なことに、すみれに関する限りですが、暖かいと言われる房総よりも早く開花する傾向があるのです。なにしろ、近所のヒメスミレは、まだ芽が出たばかりですから。

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2006年03月15日

千葉より、春 (3)

 先週のことですが、公園を歩いておりましたら、唐突にコスミレと出逢いました。まだ、想定していなかったこともあり、唐突に感じましたが、いやいや、確かに比較的早く咲き出すタイプのすみれですね。出逢ったとしても不思議ではありません。
 西の方から桜前線が早めに駆け上がって来ると報道されていました。今年は、すみれたちの春もほんの少し早いようです。
コスミレ

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2006年03月13日

千葉より、春 (2)

タチツボスミレ  今年も、春、一番で出逢ったのはタチツボスミレでした。いつも不思議に感じるのですが、同じ場所に雰囲気の異なるタチツボスミレが3種類、というか、3パターンも見られたのです。半径1m程度の範囲でした。

 「これは何というすみれ?」
 当然の質問ですが、「同じタチツボスミレなんだけどね・・・」、そう応えるしかありません。

 すみれが難しいと言われてしまう一因なのですが、まぁ、多彩な変化を楽しむつもりでつき合った方が良さそうですね。

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2006年03月11日

千葉より、春 (1)

アオイスミレ 早春を彩るすみれの代表格、アオイスミレが咲き出しました。昨年の暮れ、この撮影地はきちんと草が刈られ、整地もされていました。ですから、今年はすみれたちが元気に咲き出すのではないかと予測していました。
 ここに咲く花は全体が丸い感じですが、比較的良く見掛ける花は、上弁がミッキーマウスの耳のようにちょこんと飛び出し、側弁が波打って小さく、唇弁が顎のように突き出ている独特な表情をしています。
 ユニークな顔をした早春の使者は、ソメイヨシノが盛りを迎える頃には、春を伝える使命を終わらせようとしているでしょう。

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2006年03月06日

すみれの盆草

 すみれの楽しみ方は多彩です。園芸の対象として、葉モノ、花モノ的な楽しみ方もあります。ウチュウランやユキワリソウ的に変わり花を愛でるというのもオツかも知れません。もっとも、これに否定的な方も居られますが、すみれは特別という気持ちになってしまうのでしょう。
 昨年、岩手を訪問した折り、山野草を盆器(鉢)に植え付けた寄せ植えを見つけました。少し調べて見ましたら、まだ言葉として普及不十分ですが、「盆栽」に対して「盆草」という表現があるそうです。すみれは花期の短かさが難点ですが、このような楽しみ方はとても良さそうですよね。
 でも、まさか野山に咲いている花を掘ってきて植えることは(現実には)ないと思いますが、これから、盆草をはじめようとされる方も、是非、タネから育てましょう (^.^) 。
アリアケスミレ

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