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2008年12月29日

限りない憧憬

 
 振り返ってみれば余程嬉しかったのですね。ツクシスミレの話が今年だけで4回目になるのです。この可愛らしいすみれに出逢うために結構頑張ってみました。
 ヤマツクシスミレという和名がある東南アジア周辺の温かい地域に兄弟分が自生しているのですが、実は、この外国種のイメージが先に脳裏に染みつきました。全身に剛毛が目立ち、ツクシスミレよりも豪快なイメージなのですが、花はほんわりと紅を帯びた独特のかわいらしさがあります。眺めていたら、日本にも自生するというツクシスミレを自生地で見てみたいという気持ちを抑えられなったという経緯だったかなぁと思います。出掛けたばかりなのに、また逢いに行きたくて、憧憬は積み重なるばかり。全くキリがありません(笑)。
ツクシスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。

2008年12月26日

お気に入りの場所

 
 すみれに興味がわき始めた日のことを覚えていますでしょうか。もちろん、少しずつ惹きこまれて、気が付いたら好きになっていたというところでしょう。でも、図鑑を買ってみようと思い立ったり、最近であれば種子を売っていないかとサイト探しをした日などがあると思います。
 その日、それは「野にすみれを探しに出掛けた日」でした。この場所に辿り着いて、一面に咲くタチツボスミレを眺めて「はぁ~、いいなぁ」と思いを深めたことを覚えています。それから、ほぼ毎年同じ場所に出かけますが、飾らない品の良さがあって、今でもお気に入りなのです。
タチツボスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。

2008年12月19日

奥多摩ハイク (8)

 
シコクスミレ  奥多摩に足を運んだのは、このすみれに出逢いたいからに他なりませんでした。なかなか出逢うことがなかったシコクスミレです。シコクスミレも自生しているとされる場所に何度も足を運んで、地図がなくても走り回ることができる程になっても、現実にはご縁がなかったのです。
 かなり気合いと時間を掛けて調べまくり、なんとかピンポイント情報をゲットして勇んで出掛けたのですが、なかなか目的地に辿り着きません。手描きイラスト地図が実際のイメージと違っていたのです。山歩きは苦手でも頑張れば良いのですが、辿り着いても暗かったら見つけられないかも知れません。問題は太陽で、暗い山道を帰るのも厳しいですよね。ヒヤヒヤしましたが、ぎりぎりセーフ(笑)。ウキウキしながら帰路についたのを覚えています。

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。

2008年12月17日

奥多摩ハイク (7)

 
エゾアオイスミレ  この山を登って困ったのがこのすみれでした。まだ展開していない葉は、先が尖っているようにも見えます。これはエゾアオイスミレの特徴なのですが、困ったことに全ての葉ではなくて、先が鈍角で全体に丸い葉も見られたのです。また柱頭の形の方は一般的な棒状に近くて、エゾアオイスミレに見られる極端な鍵状の曲がり方ではありません。では、アオイスミレのように匍匐茎が地面を這いまわっているかと言えば、そんなことはなくて、茎も葉もスッと立ち上がっています。そもそも他のすみれたちが咲き揃っている4月末ですから、標高が高めだと言ってもアオイスミレの花期が終わっているのではないかと思いながら、十分な確認ができませんでした。一応、エゾアオイスミレと認識していますが、余裕を持つことが大事ですね。この日は出足が遅くなってしまって、先を急ぐ気持ちが強かったのです。

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2008年12月15日

奥多摩ハイク (6)

 
アカネスミレ  山を取り囲むように切り開かれた山道をのんびり歩くことができると、東西南北、いろいろな方向に面している訳ですから、明るい斜面が好きなすみれ、薄暗い湿った沢沿いが好きなすみれと多くのすみれたちに出逢うことができます。ここでは明るい場所が好きなアカネスミレを見掛けました。
 アカネスミレの典型品はもう少し淡い赤紫色の花で、更に白い毛が目立つので葉や花弁が厚いようなイメージがあります。写真の個体は比較的濃いめの赤紫色で、毛は極端に短めで少ないように見えますね。高尾山のオカスミレ(アカネスミレの品種)を彷彿とさせる姿でした。

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2008年12月13日

奥多摩ハイク (5)

 
タチツボスミレとコスミレ  山道の両側は傾斜がきつい崖のような状態の場所も少なくありません。実際に崩れている区間もあり、仕方なくセメントで固めて安全と利便性を確保しているというところでしょう。そんな環境でも、すみれたちは頑張って生きていく能力を持ち合わせているようですね。
 ただ、根を張ることができるポイントが限られているようで、やはり仕方なくギューギュー詰めのこんなことになっています(笑)。この押し競饅頭(おしくらまんじゅう)に参加しているのはタチツボスミレとコスミレでしょう。一方、地上の勝負は、花期の葉の数ではコスミレ、垂直および水平方向にも広く葉を展開できるという点では有茎種のタチツボスミレに分がありそうですね。

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2008年12月11日

奥多摩ハイク (4)

 
 時折、思い出したようにエイザンスミレが咲いていました。元々、少し暗くて湿った場所を好むすみれですが、明るくて大らかなイメージの花をよく見掛けます。ただ、残念ながら、ここで見られる個体は少し元気が足りません(笑)。まぁ、花の様子も変化の一つとして、おもしろいなぁと観察しています。写真の個体はシンプルな丸い花弁ですが、もう少しとがったイメージのもの、縁が波打つもの、表面に凹凸が目立つもの、中心部の黄色が強いものと、なかなか多彩です。
 このすみれの場合、葉の変化もおもしろいと思います。花が咲く時期の話ですが、一瞬、ヒゴスミレかな?と思わせる細めの葉を持つ個体もありますが、関東では写真のような葉が多いですね。
エイザンスミレ

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2008年12月09日

奥多摩ハイク (3)

 
マルバスミレ  以前、近所で良く見掛けたのですが、近年は少なくなってしまいました。パイオニア植物的要素が強いようで、たくさん見かけるなぁと思っていると、数年後には激減することがある「放浪癖のあるすみれ(笑)」でしょうか。ここは既に標高1,000mに近いのですが、近所はせいぜい30m程度ですから、垂直分布が広いですね。
 植物体全体に毛の多いのですが、昔、なぜかケマルバスミレと呼ばれていました。毛が多いものが多数派ならば、敢えて頭にケを付けなくても良さそうなものです。それも順番があって、マルバケスミレと呼んでしまうとエゾアオイスミレの別名になってしまい、また、ヒゲケマルバスミレは側弁に毛がある品種の標準和名です。命名に品位とかセンスが感じられませんね。

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2008年12月07日

奥多摩ハイク (2)

 
ナガバノスミレサイシン  岩が転げ落ちてきそうな狭い迂回路を歩くのは大変でしたが、整備された道を歩くよりも多くのすみれたちに逢えたので、災い転じて福というところでしょうか。次に登場したのは、白っぽい花弁が巻き上がったような独特な姿のナガバノスミレサイシンです。
 花弁の様子も変わっていますが、葉の方も花期としてはなかなかの大きさと長さでした。これでは命名の由縁である「薄葉細辛」とは余り似ていませんね。崖と樹木に挟まれて撮影に十分な光を確保できませんでしたが、まぁ、なんとか白い花の雰囲気が伝わる程度には写って良かったなぁと思います。

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2008年12月05日

奥多摩ハイク (1)

 
 4月末、奥多摩に出掛けました。関東に住みながら、東京都だというのに余り足を踏み入れたことがなかったのです。情報を収集して泊まり込みで出掛けてみたのですが、さすが「奥」という形容詞が付く土地だけあるようでした。
 ぎりぎりまで車で登ってから歩き始めたのですが、途中で迂回するよう指示の札がありました。仕方なく、斜面を這うようにして崖道を歩いたのですが、その山道にヒナスミレとフイリヒナスミレが隣り合って咲いていました。少し大人しいイメージの花ですね。ところで、かなり危険な道が迂回路になっていたのですが、どうやら正規の広い道に2m程の崩れそうな場所があったのです。ただ、どちらが危険か、甚だ疑問でした。(-_-)ゞ゛
ヒナスミレ

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2008年12月03日

人里を歩く

 
コスミレ  滅多に具体的な地名を記載しないのですが、いちき串木野市でちょっと車を降りて人里を歩き回ってみた話です。ノジスミレやヒメスミレ、そしてコスミレという明るい路地に咲くすみれたちに出逢うことができました。まぁ、登場するすみれたちが、ほぼ全国的に普通に分布している種だという安心感ですね。
 ここはのんびりイメージで、すみれに限らず自然豊富で住みやすそうな里です。ただ、さすが南国だけあって、あちらでもこちらでもツマグロヒョウモンの幼虫がおいしそうにすみれを食べていました(笑)。これだと、すみれの栽培はたいへんだろうなぁ・・・。何しろ、関東でも泣きが入りそうな程に被害が増えているのです。

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2008年12月01日

柄長のヒメスミレ

 
ヒメスミレ  もう12月ですね。やはり、ここで今年の取りこぼしを拾っておきたいと思います。(^^*)
 春、鹿児島の薩摩半島をほぼ一周して、更に熊本県境に近いところまで回り込んだ時に見掛けたヒメスミレです。妙に花茎が長いように感じませんか。そう言えば、この地のノジスミレも花茎が長かったのですが、兄弟分のリュウキュウコスミレの自生地に近いしぃ・・・、と勝手な理解をしていました。これは気候が関係しているのでしょうか(当てずっぽうです)。最終日は霧島から大隅半島経由で桜島へ渡り、フェリーで鹿児島市内に戻りましたので、結果的には県内の広範囲を観察できたのだと思います。

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