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すみれ展見聞録 (72)

 
 ニョイスミレの後話に配置しましたのはニョイヒメスミレという札があった鉢です。二つの種の名前を並べるという交雑種の表示方法があるので、単純に想像すれば、ニョイスミレとヒメスミレの交雑種ということでしょうか。確かに、長い花茎に小さな花を付けるところはニョイスミレに似ていて、白くて丸い距、花の形状や色合いはヒメスミレに似ているかも知れません。
 ただ、前者は有茎種で後者は無茎種。少し遠縁の組み合わせということになります。ざっと見まわしたのですが、全体の姿は無茎種の構造をしていました。カスガスミレヤクモスミレも同様ですが、異節間の組み合わせの場合、少なくても花期には無茎種の姿をしていることが多いように見受けられます。
ニョイヒメスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。