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すみれ遍路道 (12)

 
 さて、四国編最後の一枚なのに花もなく、パッとしませんが、旅の冒頭で「面白い旅になりそうだ」と感じさせたケイリュウタチツボスミレです。改めて調べてみると、四国では四万十川上流をはじめ、各地で見い出されていることが分かりました。
 出逢いのきっかけは、ふと、眺めた渓流域の様子です。以前に見た自生地の環境にそっくりだったのです。ついつい性(さが)というものか、水際まで降りて増水時に水に浸かるような場所を探すと、当たり前のように特徴的な姿が見つかりました。探すと少し上流でも見つかりましたが、面白いことに、増水しても届かないような高みには一般的な形態のタチツボスミレが見られるのです。両者を見比べることができ、分かりやすいですね。この標高では、もう朔果が見られる時期で、残念ながら花を確認することはできませんでした。旅の話は、もう少し続きます。
ケイリュウタチツボスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。