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2010年05月29日

旅ごころ (14)

 
 参加させていただいたイベントを応援するように空は綺麗に晴れ上がって、つい、この空をバックにすみれを撮影したいという衝動が湧いてきました。まぁ、被写体と環境が整わないとうまくいかないのですが、なんと、あつらえたように絶好のポイントにヒゴスミレが咲いていました。そうそう、白い花が良いですよね。
 でも、実は日差しが強すぎてなかなか難しい・・・。これだけ背景が明るいとかなり絞り込まなければいけません。安全を考えて何段階か絞りを変えて撮ってみました。撮影は一期一会です。微妙なケースの場合、現在のデジタルカメラ環境なら、同じ被写体を何枚でも撮っておく方が無難と割り切って良いのではないでしょうか。
ヒゴスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。

2010年05月28日

旅ごころ (13)

 
 朝の冷え込みが嘘のように、太陽が真上に来ると汗ばむ陽気に変わりました。見た目も美味しい弁当を手にしながら、目前で何種類ものすみれたちが花を咲かせているのが気になります。緩やかな斜面は乾燥した明るい土壌を好むすみれたちで溢れていたのです。
 時間を惜しんで明るい丘を物色すると、今朝、霜柱の横で見かけたアカネスミレが、ここではブーケになって咲いていました。こんなに多くの蕾が地中に眠っていたのかと思うと、なんだか可愛く、また可笑しくなってしまいます。これまで寒かったのでギュウギュウ詰めの方が暖かかったのかも知れません。気温が上がり、花茎を伸ばす時間も惜しんで爆発するように開花したのでしょうか。
アカネスミレ

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2010年05月27日

旅ごころ (12)

 
スミレサイシン  この日は、思いの外、長い距離を移動でした。そして意外にも坂道にバスが止まったのです。降りて後方の鋭角な斜面にスミレサイシンが咲いていました。ご覧の通り、近縁種とは言え、アケボノスミレを彷彿とさせる姿ですね。花の色や形も似ていますが、花期に葉が展開していないという不思議さが、そのように感じさせるのでしょうか。
 例の世話人さんに尋ねてみますと「え、こんなのしか見たことがないんですが・・・」とのことでした。ふ~む、ますます興味深い地域ですね。この地域は積雪量が多くて、その影響?などと下手な考えをしてみたのですが、この後、やはり多雪地帯で観察できたスミレサイシンでは、相変わらず、花の横で大きな葉が展開していました。

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2010年05月26日

旅ごころ (11)

 
マルバスミレ  前夜から「霜」の写真を撮るのもおもしろいという話があったそうで、「朝夕の冷え込みもなんのその」とばかり、早朝5時辺りからゴソゴソと動きがありました。しばらく頑張ったのですが、どうやら寝ている方が少ない気配。ぼちぼちと起き出して外に出ると、皆さん、既に臨戦体制でした(笑)。
 日中は、いわゆるピーカンになりがちな天候で、マルバスミレのような真っ白い花に光線が当たると白飛びを起こしがちです。ところが、あまり意識していなかったのに、まぁまぁ見られる程度になりました。朝は光線が柔らかいのですね。東向きの斜面だったことも幸いしたのでしょう。今更ながら、撮影を開始する時間帯も大事なのかと再認識することになりました。さて、二日目の始まりです。

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2010年05月25日

旅ごころ (10)

 
スワスミレ  エイザンスミレとヒカゲスミレが混在する一角とは言え、唐突にスワスミレという名前が出てきました。自然交雑種の中でも出逢いが少ない方かも知れません。やはり、馴染みがなくて『これは何?』という声が上がっていました。これまでは展示会で観察する対象でしたが、フィールドで観察できた大柄な個体は若干荒々しい茶褐色の葉を持ち、山道の真ん中で堂々と花を咲かせて不思議な存在感があります。
 皆でわいわいと順番待ちで撮影するのは久しぶりです。レンズを向ける方向もほぼ同じになるのでしょうか。じっくり撮る時間もなく、とりあえずの記念写真。全体が埋没気味で背景の整理ができたら良かったと反省しています。ところで、ヒナスミレも咲いていたのですから、観察報告の多いオクタマスミレも期待したのですが、そう都合良くはいきませんでした。

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2010年05月24日

旅ごころ (9)

 
ヒカゲスミレ  いがりまさしさんのワークショップは、通常は10人定員で濃密に行うそうですが、今回は有志の協力を得られることもあって定員を増やしたのでしょうか。それでも先生は撮影テクニックの説明から、すみれの解説まで大忙し!加えて、すみれと聞くと歓声を上げて飛び散っていく独特の属性を発揮する参加者も少なからず(笑)で、冷汗ものだったのでは。
 一面に焦げ茶色が強い葉を持つすみれが見られました。後方から付いていくと先頭集団での説明が分からないこともあり、尋ねられるケースもありました。『これはタカオスミレですか?』、『どちらかというとヒカゲスミレかなぁ』という話で納得する方、『えっ、タカオでヒカゲって?』と悩みこむ方ありで、集まった方々の属性は意外に「一本調子ではなかった」のかも知れません。

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2010年05月23日

旅ごころ (8)

 
エイザンスミレ  群馬県の中之条町は長野県や新潟県と隣接する自然豊かなところです。すみれの濃い3県の接点に位置する町ということでしょうか。何度が足を運んだ野反湖がある六合(くに)村と合併したことで更に大きくなりました。
 さて、次の登場はエイザンスミレです。下の方と後ろに控えめに葉がありますが、花がここまで展開しているのに、葉はむしろ遅れ気味に見えました。葉がどっと主張していたヒナスミレとは好対照です。でも、並んだ花の方もかすれた紅色が花弁の縁に入って、萼や花茎の臙脂(えんじ)色に呼応するように独特の調和を醸し出しています。全体に「和風」というところでしょうか。そう言えば、良く似た桜の花を見たことがあったように思います。

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2010年05月22日

旅ごころ (7)

 
ヒナスミレ  4月後半に「植物写真家いがりまさし氏と散策する山里撮影ワークショップ」に参加させていただきました。誘われたこともキッカケの一つですが、開催場所である中之条町はすみれの自生地として魅力的で、是非一度訪ねたいと思っていたのです。参加者はざっと30人。開花が遅れがちとの事前情報にも関わらず、あちらでもこちらでも歓喜の声が上がっていました。
 先ず、いきなり登場しましたのは個性的なヒナスミレです。こんな大きな葉に囲まれるようにして咲くものでしょうか。実は、この後に函館で似た雰囲気のヒナスミレに出逢い、自分が出逢わなかっただけなのかと考え込んでしまいました。いやいや、かなり個性的ですよね。世話人さんの言では「この辺では普通!」というケースが多いらしいのです。

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2010年05月21日

北の大地より (8)

 
 ついに朝から雨になりました。計画では、この日にメインの自生地を巡るはずでしたが、周囲の様子を見ると春まだ浅い印象すらあります。仕方がありませんので、観光もできる予備ルートに切り替えました。まぁ、その観光地の周囲にも自生地があるのは言うまでもありません(笑)。
 傘をさしてゆっくり歩いた路傍にフイリミヤマスミレが咲いていました。緑の葉に白斑が綺麗で、淡い瑠璃色の花もなかなかのものです。単純に葉に白斑が入っただけの変化のはずなのに、フイリミヤマスミレの方がなぜか美しく見えるのが不思議。今回は、雨に濡れて各部の色合いが強調されているという事情があるのかも知れません。とりあえず、道南で観察したすみれのお話はここまでに致します。
フイリミヤマスミレ

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2010年05月20日

北の大地より (7)

 
 この日は気温が更に下がって、最高でも10℃を超えることがありませんでした。夕方から雨の予報でしたので、経由予定だった自生地をパスして、降り出す前に大きく移動することにしました。運が良ければ、フギレオオバキスミレを観察できるはずだったのです。惜しいことをした気分ですが、この気候で日本海側の山地ですから、花を咲かせていたかについては微妙でしょう。
 それでも、ご覧の通り、フチゲオオバキスミレはしっかり観察してきました。蕾の臙脂(えんじ)色、叢生せずにポツポツ生える性質、茎の赤味、根元に葉がないところ、どれをとってもフチゲオオバキスミレです。太平洋側の明るい斜面だからでしょうか。嬉しいことに、既に十分展開していました。
フチゲオオバキスミレ

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2010年05月19日

北の大地より (6)

 
 雪国を代表するすみれの一つ、オオタチツボスミレが咲き出したばかりでしたが、それなりに数を観察できました。不思議なもので花の色が濃かったり薄かったり、動き回った範囲でも幅広く見ることができましたので、たまたま同じ方向を向いていた蕾の写真を一枚にまとめてみました。濃い紫と純白、それから淡い紫色が確認できると思います。やはり、最も多かった色は淡い紫で、更に絞れば、極めて淡いものが多いようでした。
 右手前のシロバナオオタチツボスミレは比較的良く見つかる変化と言われますが、記憶が正しければ、自然の中では初めて観察します。ただ、10年間近く、庭で花を咲かせていますので、いつも遊んでいる友達に外出先で出逢ったような印象でした。
オオタチツボスミレ

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2010年05月18日

北の大地より (5)

 
 情報によると、この山にはミヤマスミレが自生しているはず(便利になったものです)。ところが、未だに出逢っていないことに、かなり歩いた後で気づきました。やはり深山というだけあって、もっと上にあるのだろうか!でも、そんなに高い山でもないし・・・などと考えながら、つづら折りの細い山道を登っていたのです。
 標高はやっと200m、疎らに灌木が見られ、岩が剥き出しの斜面になってきました。湿気も多いのか、岩の表面には苔が敷き詰められたように貼り付いています。ははぁ、その苔の上に陣取っているのが、どうやらミヤマスミレのようです。急にあちこちで見られるようになりました。東南向きの明るい斜面で、それなりに湿気が必要だったのですね。
ミヤマスミレ

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2010年05月17日

北の大地より (4)

 
 ヒカゲスミレの場合もそうでしたが、こちらも「もしかすると、これはヒナスミレ・・・」という印象の大柄な株でした。葉も大きいので写真では分かりにくいのですが、良く見かけるサイズの株に比べて、花で一回り大きく、葉の面積に至っては倍はあろうかという代物でした。それでも可愛らしさは変わらず、ほんのり桜色を帯びた花です。
 葉の中央部が盛り上がってぽってりしていることも、ヒナスミレらしくないのポイントの一つかも知れません。おもしろいことに、少しだけ登って行くと、良く見かけるサイズで、葉の中央部が押されるように受け状になった株が現れました。花がなかったら、ミヤマスミレと見紛うような姿をしていました。決して大きくもなく高くもないけれども魅力的な山です。
ヒナスミレ

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2010年05月16日

北の大地より (3)

 
 野山を歩いていますと、あれっ!と声が出そうになることがあります。「これって、ヒカゲスミレだよね・・・」、そんな感じでした。ソフトな乳白色の花をほんわかと咲かせています。確かにヒカゲスミレと分かるのですが、この時まで脳裏に蓄積された印象の塊と、少し違う存在でした。正確には、長野の疎らな林下で似たような個体を見たことがあるだけです。
 でも、良く考えてみますと、ここ函館は基準標本が採取された場所です。最も個体数の多い型が基準という訳ではないのですから、形式的には、このイメージが種全体の基準ということになります。いやぁ、おもしろいですね。改めて、基準標本の産地には出向いてみた方が良いなぁと思いました。
ヒカゲスミレ

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2010年05月15日

北の大地より (2)

 
 緯度が高くなるということは、低い山でも素敵なすみれたちに出逢うことができるということであります(納得)。起伏の少ない平坦な道を歩いて、さて、今から登るぞ!という角口に咲いていたのはスミレサイシンでした。花がしっかり咲いている時期にも葉がふにゃふにゃで、見ているとアイロンをかけたくなります。
 花の方も少し変わっているようです。何だろうと目を凝らしてみると、紅色の萼片が花びらに透けていて、遠目には花の中心部が紅色なのかと思いました。こんな色と構造の組み合わせもあるのですね。なかなか魅力的な姿をしているのではないでしょうか。思いもよらない美しさに出逢うことができる、こんな旅が止められません。
スミレサイシン

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2010年05月14日

北の大地より (1)

 
 今年は「北へ」という計画を立てていました。開花の時期は前後しますので、1週間程度なら吸収できるようなスケジューリングを心がけるのですが、2週間の変化となると厳しいものがあります。直前の関東近隣でも開花が10日間は遅れているという情報がありましたが、この日、地元の天気解説では北海道全域で1か月前に戻ったような天候だと表現していました。でも、しばらく気温の高い時期もあったのです。
 気温はとにかく、丸一日「晴れる」という予報に気を良くして山を歩きまわることになります。まず、山麓の公園では、咲き始めたばかりながら、オオタチツボスミレが元気に花を咲かせていました。よーし!これならば何とか期待できるぞ。こちらも元気になってくるという訳です。(´ー`)
オオタチツボスミレ

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2010年05月08日

少し遠くへ(10)

 
 それぞれ良く似ていますが、こうして並べてみたら、特徴が際立って分かりやすそうですね。向かって左からフジスミレ、ヒナスミレ、そしてフモトスミレ、上から、白斑が入っているものと入っていないものの表面、そして裏面です。
 大きさの関係は絶対ではありませんが、まぁ、概してこんな感じでした。つまり、大きめのフモトスミレも時には見られるものの、平均すると、このような関係になると思います。鋸歯はどれも似た雰囲気ですが、葉の先端の様子はそれぞれ違っていて、ヒナスミレが一番尖っている感じでしょうか。白斑の有無で品種に分けられている場合がありますが、そのような分類の関係で捉えるより、ほくろやソバカスのように「あったりなかったりするものだ」と軽く考えた方が正解だと再認識しました。
フジスミレ、ヒナスミレ、フモトスミレ

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2010年05月07日

少し遠くへ (9)

 
 フジスミレが咲く自生地には、良く似た葉を持つフモトスミレも自生しています。実は、フモトスミレの葉を先に見つけています。フジスミレを観察したのは一昔前のことでもあり、つい「フモトスミレの勘違いだったかなぁ」と悩んでしまいました。両者の葉はとても似ていますが、フモトスミレはかなり小さいことと、葉の先が鈍角であることで区別できそうです。
 花は明らかに違いますので、両者の花がそばで咲いていれば区別は更に簡単。でも、フモトスミレの方が少し花期が早く、フジスミレの周囲では葉だけになっていました。写真の花はちょっと高い場所で撮影したものです。ところが、そちらにはフジスミレの変種にあたるヒナスミレが咲いていました。少々「馴れ」が必要な自生地のようですね。
フモトスミレ

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2010年05月06日

少し遠くへ (8)

 
 なかなか良いタイミングで訪問することができないすみれがあるのです。それはフジスミレといいます。今回、連休最終日に標高の高い位置にある方の自生地を訪問してみました。天候も良く、例年であれば綺麗な花を見ることができる・・・はずでした。え、全く芽も出ていないって、どういうことですか。
 地元の責任者(実は、たまたま出逢った居住者さんですが)に伺ってみました。「今年は10日間ぐらい遅れているなぁ」だそうです。急遽、標高の低い方の自生地に回り込んでみたのです。ぎりぎりセーフということで勘弁していただけますでしょうか。太陽の光もぎりぎりで感度を上げて撮影しています。花の正面には回り込めませんでした。川っ淵ぎりぎりで、木の枝につかまって撮影しているのです(笑)。
フジスミレ

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2010年05月05日

少し遠くへ (7)

 
 へぇ、ナガバノスミレサイシンって、こんな風にも咲くものですか。陽光を一杯に受けて伸び伸びと気持ち良さそうです。全体に大きなすみれですから、何か狭苦しそうに咲く姿をよく見かけますが、このような広々とした場所に咲く方が似合っていませんか。でも、一般的にはもっと湿気の多い日陰に咲くような気がします。
 あれ、おかしいですね。アケボノスミレとヒゴスミレは似た環境が好きですから、混在するのは分かりますが、ナガバノスミレサイシンが近い場所に咲いているのは少し変な感じ。きっと人間には同じように見えるだけなのか、確かに距離は3m程度しか離れていないのですが、前の2種は南斜面、ナガバノスミレサイシンは平坦な尾根に咲いていたのです。
ナガバノスミレサイシン

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2010年05月04日

少し遠くへ (6)

 
 背の高い杉の林道を歩いていますと、陽光が差し込む場所と日陰が、まるで白い波のように交互に打ち寄せてきます。その根元に咲くヒゴスミレの白い花は、日差しを受けて柔らかく輝いていました。
 これまで見た限りの話ですが、関東のヒゴスミレは自生数が少なくて稀にポツンと見かける類のすみれでした。嬉しいことに、この一画の南斜面ではまとまって咲いている姿が見られます。個々の花付きも良くて、時の過ぎ去るのも忘れて見入っていました。
ヒゴスミレ

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2010年05月03日

少し遠くへ (5)

 
 連休は絶好のお出掛け日和が続くと聞き、急遽、日帰り圏プランを物色していました。詳細は控えますが、ある情報をきっかけに、穴場的な山に出掛けてみました。なんと親戚宅の裏山です(笑)。
 快適なハイキングコースのわき道にアケボノスミレは咲いていました。もちろん、所々にポツポツと咲いていたのですが、これだけの花がまとまって咲こうとしているのを見ることは滅多にありません。孤高の貴婦人というイメージが一瞬で変わり、幼稚園児たちが楽しそうにお遊戯をしている姿のように見えました。そこでは木漏れ日がスポットライトとなって一人一人の顔を照らしていました。
アケボノスミレ

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2010年05月02日

旅ごころ (6)

 
 良い芳香を放っていたシハイスミレが記憶に残っていたところに、芳香の有無が個体によって異なるスミレサイシンにも芳香があったことから、同様であるオオタチツボスミレの花にも顔を近づけてみたのですが、これは無香でした。しばらくの間、くんくんすることが癖になりそうです(笑)。
 天候と相談しながらスケジュール調整をして、できれば海岸性のすみれたちも目にしたかったのですが、砂浜で雨がパラパラと降り始めたので、お土産と日本海の美味しいもの探しに切り替えました。楽しかった新潟の旅はオオタチツボスミレの話題で締めくくります。
オオタチツボスミレ

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2010年05月01日

旅ごころ (5)

 
 数年前から、是非、観察したいと強く思っていた種を探しに来ました。長い距とテリハタチツボスミレ風な葉を持つというアワガタケスミレです。最終的に花が咲いている個体を見つけることができてほっとしています。なんとか複数の自生地情報を入手したのですが、確実に見つけることができるのか、今年の天候からタイミングが合うのか、不安がいっぱいだったのです。
 実は、当初の目的地ではない第二の自生地で観察できたのですが、当初の目的地は遠目にも雪が残っているように見えて、目的地を変更して正解でした。運が良かったと思います。独特の葉は確かにテリハタチツボスミレを彷彿とさせます。写真で拝見していたイメージに比べて、花びらが白っぽく見えるのがちょっと気がかりです。
アワガタケスミレ

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