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2010年06月30日

信州とんぼ帰り (4)

 
 日帰りはやはり大変!曇天で暗くなるのが早いので尚更でした。最後にシロスミレやサクラスミレの多い自生地に移るか、ウスバスミレの自生地に行こうかと迷って、帰路に近い後者にしました。到着と同時に小雨が降り出して、少し風もあって、通常撮影は難しいようでしたので、自作の簡易ディフーザーを使ったストロボ撮影を試みました。
 周囲が暗くて影を消すところまではいきませんでしたが、ウスバスミレらしさが失われない程度には写ったようです。偶然の産物ですが、周囲に胞子嚢とおぼしき姿がおもしろい感じに浮かび上がりました。標高2,000mを超える針葉樹林は霧が多く発生するとみえて、岩も朽木も濃緑色の苔に覆われているのです。きのこや苔の姿を専門に撮影している方の気持ちが少し分かりました。
ウスバスミレ

<紹介>趣味のサイト「花の写真館」は、基本サイトの「四季の山野草」、そこから独立した「すみれの部屋」「イカリソウの部屋」、サイドストーリー「野の仲間たち」等で構成されています。特に「すみれの部屋」には多くの方に訪問いただきました。サイトの一部「徒然草=つぶやきの棚」をブログで再現しています。

2010年06月27日

信州とんぼ帰り (3)

 
 今にも小雨が降り出しそうな空模様を眺めながら、それでも、なんとかなるだろうと歩いていました。ふと、低い木の下に咲く青白い花が目に入ったのです。もぐりこんで観察してみると、典型的な丸い葉から、ミヤマツボスミレに近いものだろうと思われました。ですが、母種との境界線は微妙で、はっきり区別できないものも多いと言われます。この個体は幾つかの特徴が合致しますので、移行種として記録することにしました。
 ずっと暗い木の下で育ったからか、珍しくひょろりと長い柄を持っているようですが、うっすらと青白い花弁がなかなか綺麗でした。ニョイスミレには多彩な型があって、長く悩んでいる種の一つです。比較的多く出逢うことができる種ですから、ゆったりと考えていたのかも知れません。もう少し丹念に観察を重ねて、同定のポイントをつかみたいところです。
ミヤマツボスミレ

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2010年06月25日

信州とんぼ帰り (2)

 
 北海道で最後の最後に出逢ったシロスミレに信州で再会しました。こちらは標高1,600mを越す高原が自生地です。やはり、どちらかと言うと風が吹き抜ける緑の草原が似合っているかも知れません。
 梅雨の合間で曇っていましたが、この時間帯はまぁまぁ太陽が出ていて、白い花が緑に映えているように見えました。幾つかの自生地を知っているのですが、ここは遊歩道が設置された観光地で、どっと集まる観光客が徒に足を踏み入れないように管理されています。人影が少ない自生地では、草原をサクサクと楽しく歩くことができるのですが、観光地では仕方がないところでしょう。スミレやサクラスミレも散見され、キリガミネスミレやコワシミズスミレが見られないかと期待したのですが、遊歩道から見える範囲では姿を現してくれませんでした。
シロスミレ

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2010年06月23日

信州とんぼ帰り (1)

 
 突然、ドッと雨が降ったと思ったら、関東から東北が一挙に「梅雨入り宣言」となった今年ですが、降ったり、降らなかったりで「梅雨らしさ」が足りません。それでも、いつ降られるかとドキドキしながら出掛けた信州で、久しぶりにサクラスミレと出逢いました。今年の開花は遅れ気味だっただろうと思いますが、かなり遅い訪問でしたので、余り多くの花を見ることはできませんでした。
 最初に立ち寄ったのは一昔前にすみれ仲間と見つけたサクラスミレの群生地ですが、どうした訳か、葉っぱ一枚見つけることができません。徐々に姿がなくなっていたのですが、ついに三度目の今回は全く見られなくなりました。環境が変わってしまったのでしょうか。土壌の水分は十分だと思いますが、林の樹木が生長して、地面に届く陽光が少なくなったのかも知れませんね。
サクラスミレ

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2010年06月21日

北の大地より (20)

 
 もう一度お届けしたい臨海エリアのスミレをもって、前後半の二部構成になった北海道産すみれのお話は終わりにします。前に登場したスミレとは別の場所ですが、やはり、海岸の砂浜まで十歩程度の草地に咲いていました。元来であればアナマスミレ、場合によってはイソスミレ等が優位性を発揮する環境ですね。
 さて、そのイソスミレも観察できる可能性があったのですが、最終日、時間の制約があって、道東では珍しいと言われる自生地を詰めきることができませんでした。チシマウスバスミレは葉だけ観察できました。前半、低温で諦めたフギレオオバキスミレ、後半、距離的に計画段階で諦めたアポイ岳のすみれたち・・・。すみれの旅では出向いていない道央を含めて、まだまだ通いたい北海道です。
スミレ

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2010年06月20日

北の大地より (19)

 
シロスミレ  アカネスミレの後方に白いすみれが咲いていました。なんということでしょうか!シロスミレですね。情報として、北海道にシロスミレが自生していることは承知していましたが、今回の旅で遭遇するという想定がなかったものですから、少し慌ててしまいました。
 ここは標高20m弱の低地です。でも、眼前にあるのは、紛れもなく過去に初夏の高原で見ていたシロスミレに違いありません。これならば、同じ時期の高原で咲くスミレやサクラスミレとの間に生まれるキリガミネスミレやコワシミズスミレだけでなく、もっと多彩な自然交雑種が見られても不思議ではないことになります。アカネスミレとシロスミレの組み合わせなんて、色合いを想像しただけでも楽しそうです。

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2010年06月19日

北の大地より (18)

 
アカネスミレ  北の大地を700Km程度走り回った旅も終盤。すみれ探索を想定したエリアを抜けても、時間に余裕があったので遺跡で社会科見学をしました(笑)。頭が良くなったところで、いざ、空港へ!と走り出した直後、この花たちが目に付いたのです。花色に濃淡があるグラデーション咲きのアカネスミレですね。
 北海道では青味の強い花が多かったのですが、赤紫系というのは初めてでした。数年前、大分県から熊本県に移動する際に山波ハイウェイで見かけたブーケに似ています。シーズン真っ盛りのアジサイは用土のpH(水素イオン濃度指数)により、アルカリ土壌では赤く、酸性土壌では青く咲くことが知られています。アカネスミレの色合いは何かの影響を受けているのでしょうか。

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2010年06月18日

北の大地より (17)

 
ニョイスミレ  少し花期が遅いはずのニョイスミレが既に咲いていました。葉が大きいですね。葉だけでなく、植物体全体が大きいような気がします。ところで、真っ盛りのスミレやオオタチツボスミレと同時に見られることに少し違和感がありませんか。まぁ、その意味ではミヤマスミレやオオバタチツボスミレも同じ時期に同じような標高で見られるのですから、早咲き、遅咲きといったすみれの「季節感」や、麓に咲く、高山に咲くという「垂直分布」の特性が余り感じられません。春は遅く、秋は早く始まる訳ですから、全体的に圧縮されたスケジュールで季節が進行するので、のんびりと順番を待っている暇はないというところでしょうか。

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2010年06月17日

もう一つの魅力

 
ヴィオラ・プベスケンス  白い微毛に覆われた独特の朔果が膨らんでいました。実は、3週間程度前に撮影したヴィオラ・プベスケンスというキスミレの仲間です。黄色いすみれとしては群を抜いて育てやすく、アメリカキスミレとして一般流通しているもので、まぁ、和名があった方が親しみやすいかも知れません。ただ、学名のプベスケンス("pubescens)"が「真綿のような~、有毛の~」という意味だと分かると、またおもしろいのではないでしょうか。
 この時期に登場しましたのは、この朔果がやっと割れて、茶褐色の元気な種子が飛んだからです(随分と時間が掛りるものです)。それにしても、ちょっと不思議な果実ですね。明るい黄花を咲かせるすみれの、もう一つの魅力を垣間見ることができました。

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2010年06月16日

北の大地より (16)

 
ミヤマスミレ  移動した各地でポツポツとミヤマスミレが咲いていました。関東甲信越なら1,500から2,000m級の山々の斜面等で見られるところですが、この個体は40m程度の臨海丘陵で撮影したものです。残念ながら、少し花の色に彩度が足りていませんね。旅の四日目に少し降られてしまいました。
 葉の数に比して花の数が少ない傾向があります。花後に匍匐枝から増殖すると言われますが、そうして増えた後の姿ばかりを目にしているのでしょうか。そんなことはないと思いますが、山勘ではお話しになりません。自生地がもう少し近ければ継続観察をしたいところですが・・・。そう言えば、何度か訪ねた1,700m級の自生地は今が花の季節でしょう。あ、また出掛けたくなりました(笑)。

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2010年06月14日

北の大地より (15)

 
タチツボスミレ  なんとかタチツボスミレが続くと、やはり、最も自生数が多いと言われるタチツボスミレを見つけたいところ。実は、二日目に2~3株見かけたきりでした。この写真は最終日に空港へ向かう途中でやっと撮影したものです(あ、道東編ではまだ無茎種がほとんど登場していませんので、まだ続きます)。
 見慣れたタチツボスミレの姿を見て、なにやらホッとしてしまいました(笑)。どこにでも生えていて良く見かける種というイメージは本州のものかも知れません。または、臨海エリア中心に走っていて内陸部に足を踏み入れなかったからでしょうか。撮影地にしてもせいぜい標高80m前後です。次の機会に内陸部も観察したいと思っています。

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2010年06月13日

北の大地より (14)

 
シロバナエゾノタチツボスミレ  エゾノタチツボスミレで、花がこんな姿をしていますと、シロバナエゾノタチツボスミレという品種扱いになります。白変種(いわゆる純白種)に限定されてはいませんので、母種との境界線はアバウトになってしまいますが、まぁ、各自の感覚に任されていると思えば気が楽になるという訳です。
 各資料によると、エゾノタチツボスミレの多くは白い花を咲かせるとされています。実際のフィールドでも記載の通りで、敢えてシロバナエゾノタチツボスミレとして良いと感覚に訴えて来る個体も相当数あると思います。今回の旅でも例外ではなく、淡紫色の個体の方が少ないようでした。もう少し叢生して迫力があるとカッコイイのですが、もう少し時間がかかるのでしょう。

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2010年06月12日

北の大地より (13)

 
エゾノタチツボスミレ  タチツボスミレという名前を持つすみれの話が続いています。歩き回った経路に限った話ですが、最も多く出逢ったすみれと言えば、エゾノタチツボスミレが一番で、二番がスミレというところでしょうか。葉が大きくて、もし花が閉じていたらオオバタチツボスミレとどうやって区別するの?と尋ねられそうですが、意外に葉の様子にも違いがあるのですよ。
 先ず、鋸歯の粗さについてエゾノタチツボスミレの方が大人しい印象です。それから、托葉はエゾノタチツボスミレは大きく切れ込んでいますが、オオバタチツボスミレはほとんど切れ込みがなくて全縁と呼んで良い状態です。今回、出逢った個体は多くで草丈が伸びきっておらず、独特の威風堂々とした姿は多くありませんでした。

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2010年06月10日

北の大地より (12)

 
 とても大きくて艶やかな花色のすみれと言えば、やはり、このオオバタチツボスミレでしょう。今回の旅では、どうしても見つけたいと思っていました。隣にいるのはクロユリです。本州なら、ともに標高1,500mから2,000m級の高山帯で見られる植物たちですが、ここは海面とほぼ変わらない砂洲に拡がる「海岸草原」と呼ばれる環境なのです。
 珍重されていると呼んで良い存在だと思いますが、正直言って見飽きる程の自生数でした。隣が百合と分かれば、その大きさが分かるでしょう。さすがに染色体数2n=96です。すみれの園芸化で知られる鈴木進氏がオオバタチツボスミレを「大きく美しい」としながら、「交配がかなり難しい」と表現していたことを思い出しました。孤高の存在感を示す種の一つだと思っています。
オオバタチツボスミレ

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2010年06月09日

北の大地より (11)

 
 アイヌタチツボスミレに出逢った山道を更に歩いて行くと、黄緑色の葉を持つタチツボスミレの仲間が花を付けていました。例によって覗き込むと、今度は花弁に毛がありません。アイヌタチツボスミレ同様に距は白いのですが、少し短いでしょうか。花の大きさは同程度、葉の数は少し多いようです。まだ草丈が低いけれども、どうやらオオタチツボスミレですね。
 この日は晴天で歩くと暑く感じましたが、例年よりは寒くて、地域の最高気温は関東の最低気温を下回る状況です。ほぼ一ヶ月前の道南より生育が遅いようでした。今年も何度か出逢っていがら、パッと見で判かったという感じではありません。「オオタチツボスミレだよねぇ、きっと・・・」、自分に言い聞かせるようにして納得してみました(笑)。
オオタチツボスミレ

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2010年06月08日

北の大地より (10)

 
 出逢えそうで出逢えていなかった種の一つ、アイヌタチツボスミレがあちこちに咲いていました。展示会で穴が開くほど観察して、書籍などで特徴を頭に入れていたので、余り苦労せずに認識できると思っていましたが、やはりフィールドでは四苦八苦しました。
 タチツボスミレ?と覗き込むと、側弁基部に白い微毛が目立ったのが最初に出逢った個体です。距は細めで白く、葉は表面の光沢や裏面の紫色等の特徴が一致したので楽勝かと思ったのですが、歩き廻った結果、オオタチツボスミレ、タチツボスミレ、エゾノタチツボスミレが混在していることが分かりました。托葉の様子は大きく変わらず、この時期の山地では、皆、似たような草丈です。その上、花色は多彩、葉の光沢も裏面の色も一定ではなく、距が丸い個体も現れました。イソスミレが混在していなくて良かったぁ(笑)。
アイヌタチツボスミレ

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2010年06月07日

北の大地より (9)

 
 ついに(やっと)憧れていた道東の地に足を踏み入れました。今回は長距離をざっと走り回って、情報収集をするのが主な目的で、また例年より気温が低かったようですが、それなりにすみれたちを観察することができました。
 海岸沿いを中心に移動していたのですが、最初に出逢ったのはスミレです。自生地は「海岸草原」と呼ばれる広い砂洲上の草原ですが、アナマスミレのような海岸性の種ではなく、元気そうな極く普通のスミレでした。更に歩きまわるとアリアケスミレの姿が・・・。いえ、どうやら白が強いスミレのようですね。その周辺で多く見つかり、大勢を占める濃い紫色のスミレも中で棲み分けているかのようでした。
スミレ

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2010年06月06日

旅ごころ (17)

 
 さて、今回で中之条町編は終わりです。最後に登場するのはイブキスミレなのですが、既に多くの花が咲いている状態で、花の位置より葉が低いところで展開していますね。やはり、中之条という土地では「普通」なのでしょうか。イブキスミレを観察できるとは想像していませんでしたので、かなり感動しました。ガイドをしていただいた地元のすみれ好きさんが丹念に調べ上げてくれたおかげです。
 わいわいと修学旅行のようにすみれの自生地を巡るのは久しぶりにして、最大人数でした。ただ、どうしても静かな自生地を踏み荒らす結果になりますので、もうちょっと少人数が適当なのでしょうか。でも、多くの方と話ができました。こうした出逢いの一つ一つが豊かな思い出になるのだと思います。
イブキスミレ

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2010年06月05日

旅ごころ (16)

 
 標高600m前後の林にエゾアオイスミレが咲いていました。比較的早い時期に咲き出すタイプなので、すみれ散策に出かける頃には葉ばかり!というケースがとても多いのです。
 ところで、この花色ですが、かなり淡い感じがします。うまく撮影できなかったのかと心配になり、イベント参加者さんが運営しているブログが更新されていたのを思い出して確認に伺いました(笑)。おっ、大丈夫、ほぼ同じ色合いです。花数が多かったので、頭の中にあるエゾアオイスミレの姿と印象が違ったのかも知れません。ただ、この自生地の姿が一般的かどうか!やはり、この草丈で一気に咲くのは不思議かなと思います。
エゾアオイスミレ

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2010年06月04日

旅ごころ (15)

 
 明るい斜面ではニオイタチツボスミレが代表格と感じる方が多いかも知れません。ただ、どちらかと言うと原っぱに咲くイメージが強いのですが、乾燥した土でも元気に丸い花を咲かせていました。
 ところで、この花色ですが、いわゆる貝紫色(Royal purple)でしょうか。周囲の別個体では見られない色合いでしたので、注目して撮影してみました。最近のデジタルカメラは色再現性能が良くて、それなりに微妙な色合いが再現されていると思います。とても品のあって綺麗ですね。花びらがもう少し大きくて凛としていたら、更に高貴な印象だったかなと、贅沢な欲求が出てしまいました。
ニオイタチツボスミレ

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