埼玉のすみれ各地のすみれ

 埼玉県のレッドデータブックが先に入手できたのですが、「埼玉県植物誌」の入手を待って編集しました。すっきりした情報ばかりで、徒に白変種等が登場するよりも見やすそうです。ただ、説明が分かりにくい部分があります。例えば、ヒナスミレの項目でフイリヒナスミレについても言及されていますが、当のフイリヒナスミレが自生しているのかはっきりしません。部分的に説明されているので、自生している変種や品種について記載されているのだろうと判断して記載しました。
(2009/01/17)

スミレ マキノスミレ フモトスミレ ニオイタチツボスミレ マルバタチツボスミレ

# 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
1) アカネスミレ       (B)  
2)   オカスミレ     (B)  
3) アケボノスミレ     (A) (B)  
4) アリアケスミレ       (B)  
5) ウスバスミレ     (A) (B)  
6) エイザンスミレ       (B)  
7) ゲンジスミレ     (A) (B)  
8) コスミレ       (B)  
9) コミヤマスミレ     (A) (B)  
10) サクラスミレ     (A) (B)  
11)   チシオスミレ        
12) シコクスミレ     (A) (B)  
13) (シハイスミレ) マキノスミレ (A) (B)  
14) シロスミレ     (A) (B)  
15) スミレ     (B)  
16) ナガバノスミレサイシン       (B)  
17)   シロバナナガバノスミレサイシン     (B) 白変種
18) ナンザンスミレ ヒゴスミレ   (A) (B)  
19) ノジスミレ       (B)  
20) ヒカゲスミレ       (B)  
21)   タカオスミレ     (B) (ハグロスミレと記載)
22) ヒメスミレ     (B)  
23) ヒメスミレサイシン     (A) (B)  
24) ヒメミヤマスミレ     (A) (B)  
25) フジスミレ     (A) (B)  
26) フジスミレ ヒナスミレ     (B)  
27)   フイリヒナスミレ     (B)  
28) フモトスミレ     (B)  
29)   フイリフモトスミレ   (B)  
30) マルバスミレ       (B) ケマルバスミレを基本種とする変種と説明している
31) ミヤマスミレ     (A) (B)  
32)   フイリミヤマスミレ     (B)  
# 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
34) アオイスミレ       (B)  
35) エゾアオイスミレ     (A) (B)  
36) エゾノタチツボスミレ     (A) (B)  
37) オオタチツボスミレ       (B)  
38) キバナノコマノツメ     (A) (B)  
39) タチツボスミレ     (B) ケタチツボスミレ
40)   アカフタチツボスミレ     (B) (マダラタチツボスミレと記載)
41)   シロバナタチツボスミレ     (B)  
42) ニオイタチツボスミレ     (B)  
43) ニョイスミレ     (B) (ツボスミレと記載)
44)   アギスミレ   (A) (B) 葉が弓状
# (自然交雑種) 自生確認 参考資料 補足
45 マルバタチツボスミレ       タチツボスミレ x ニオイタチツボスミレ
46 ミツモリスミレ         フイリフモトスミレ x マキノスミレ
47 ミドリミツモリスミレ       フモトスミレ x マキノスミレ
書籍上、表現が不確かな種に関しては除外しました

記号 参考資料 著者、編者 発行/出版 発行
(A) 埼玉県レッドデータブック維管束植物2005 埼玉県環境部自然環境課編 埼玉県 2005年
(B) 埼玉県植物誌 伊藤 洋 埼玉県教育委員会
埼玉県立自然史博物館
1998年3月25日

気温グラフ 降水量グラフ
【参考:気象統計情報】 熊谷市の例 (総務省統計局資料を利用)

各地のすみれ 掲載種について
 「各地のすみれ」に掲載しております自生種などの情報は、ご覧いただければ一目瞭然ですが、収集した植物誌など、参考資料の記載内容を紹介しているものです。こうした参考資料は、一般に、県や市などの地方自治体や教育機関、地方の博物館や植物学会、研究団体(個人を含む)などが情報収集の上、編集したケースが多いと認識されます。
 それらの参考資料が編集された時期、目的や経緯、情報収集や編集をされた方々の属性はいろいろですので、一貫性は期待できません。また、ご承知の通り、植物分類学の世界でも学術的知見が変わり続けていますので、編纂時期によって種の名称や表現が変わっているのは、むしろ、当然と言えます。
 編集者の属性も千差万別であり、正直なところ「ちょっと怪しい」情報も、まぁまぁ存在しています。スミレ科に関する限り、このサイトに訪問されている方々の方が、よりディープな知識をお持ちである場合も多いことでしょう。
 「ちょっと怪しい」を超えて、「明らかに外来種である」とか、「これは歴史的に変更された事実がある」、もしくは「単純ミス」などというケースに対しては、それなりの注釈を付けています。
 こうした状況を踏まえて、ご意見や情報をいただくこともありますが、全く踏まえていただけず(笑)、『間違いが多いから直せ』といったアドバイスをいただくこともありました。しかしながら、これらの情報は、日本に植物分類学が定着を始めた頃から現在に至る、歴史的側面を含む「記載事実」ですから、皆様からの投稿で作り変えるといった性質もしくは対象ではありませんね。それは、明らかに編者各位にも歴史に対しても失礼な態度ではないでしょうか。
 現在、私たちが持っている知識は、こうした試行錯誤も含む歴史の積み重ねの上に成り立っているものです。その知識でさえ、来年には変わってしまうかも知れません。悪しからず、ご了承いただくべき性質だと考えて、簡単な補足を施させていただくものです。ぜひ、ご理解下さい。
(2009/01/17) Latest Update 2016/04/21 [105KB] TOP

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