鹿児島のすみれ各地のすみれ

 すみれを訪ねる旅では鹿児島のほぼ半分を走りまわってみました。雨の日、指宿のフラワーパークで見つけた「野の花めぐり(春編)」を購入。鹿児島県の植物研究では第一人者とされる故初島住彦氏(鹿児島大名誉教授、当時)の監修、推薦しています。
 ちょっと困ったことは、鹿児島の島々、特に屋久島や奄美大島、徳之島等が対象とされていないようです。分かる範囲で情報を加えました。
(2009/07/13)

# 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
1) アカネスミレ     (A)    
2) アマミスミレ         奄美大島、鹿児島:絶滅危惧1類
3) アリアケスミレ     (A)    
4)   リュウキュウシロスミレ        
5) エイザンスミレ       (B) 鹿児島:絶滅危惧1類
6) コスミレ          
7) コミヤマスミレ     (A)    
8) サクラスミレ     (A)   鹿児島:絶滅危惧1類
9)   チシオスミレ        
10) シコクスミレ       (B) 鹿児島:絶滅危惧1類
11) シハイスミレ       (B) 鹿児島:絶滅危惧2類
12)   ミドリシハイスミレ        
13) シロスミレ ホソバシロスミレ     (B) シロバナスミレと記載、鹿児島:準危惧
14) スミレ   (A) (B)  
15)   アツバスミレ (A) (B)  
16)   ホコバスミレ     (B) 鹿児島:準危惧(タイプロカリティ)
17) ナンザンスミレ ヒゴスミレ   (A) (B) 鹿児島:絶滅危惧2類
18) ノジスミレ   (A) (B) ケナシノジスミレ
19)   リュウキュウコスミレ   (A)    
20) ヒメスミレ     (A)    
21) ヒメミヤマスミレ     (A) (B) 鹿児島:準危惧
22)   ヤクシマミヤマスミレ       鹿児島:絶滅危惧1類
23) フモトスミレ   (A) (B)  
24) マルバスミレ       (B) 鹿児島:準危惧
25) ヤクシマスミレ         屋久島、奄美、徳之島
# 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
26) キスミレ       (B) 絶滅危惧II類(VU)、鹿児島:地域絶滅
27) キバナノコマノツメ         屋久島、鹿児島:絶滅危惧1類
28) タチスミレ     (A) (B) 絶滅危惧IB類(EN)、鹿児島:絶滅危惧1類
29) タチツボスミレ   (A)    
30)   オトメスミレ   (A)    
31)   コタチツボスミレ   (A)    
32)   ヤクシマタチツボスミレ       屋久島
33) ツクシスミレ   (A)    
34) ナガバノタチツボスミレ     (A)    
35) ニオイタチツボスミレ   (A) (B)  
36) ニョイスミレ     (A) (B) (ツボスミレと記載)
37)   コケスミレ       屋久島、鹿児島:絶滅危惧1類
書籍上、表現が不確かな種に関しては除外しました

記号 参考資料 著者、編者 発行/出版 発行
(A) 野の花めぐり ◎春編 大工園 認 南方新社 2003年2月
(B) 霧島市環境基本計画策定既存資料調査報告書 霧島市 霧島市 2006~2007年

気温グラフ 降水量グラフ
【参考:気象統計情報】 鹿児島市の例 (総務省統計局資料を利用)

各地のすみれ 掲載種について
 「各地のすみれ」に掲載しております自生種などの情報は、ご覧いただければ一目瞭然ですが、収集した植物誌など、参考資料の記載内容を紹介しているものです。こうした参考資料は、一般に、県や市などの地方自治体や教育機関、地方の博物館や植物学会、研究団体(個人を含む)などが情報収集の上、編集したケースが多いと認識されます。
 それらの参考資料が編集された時期、目的や経緯、情報収集や編集をされた方々の属性はいろいろですので、一貫性は期待できません。また、ご承知の通り、植物分類学の世界でも学術的知見が変わり続けていますので、編纂時期によって種の名称や表現が変わっているのは、むしろ、当然と言えます。
 編集者の属性も千差万別であり、正直なところ「ちょっと怪しい」情報も、まぁまぁ存在しています。スミレ科に関する限り、このサイトに訪問されている方々の方が、よりディープな知識をお持ちである場合も多いことでしょう。
 「ちょっと怪しい」を超えて、「明らかに外来種である」とか、「これは歴史的に変更された事実がある」、もしくは「単純ミス」などというケースに対しては、それなりの注釈を付けています。
 こうした状況を踏まえて、ご意見や情報をいただくこともありますが、全く踏まえていただけず(笑)、『間違いが多いから直せ』といったアドバイスをいただくこともありました。しかしながら、これらの情報は、日本に植物分類学が定着を始めた頃から現在に至る、歴史的側面を含む「記載事実」ですから、皆様からの投稿で作り変えるといった性質もしくは対象ではありませんね。それは、明らかに編者各位にも歴史に対しても失礼な態度ではないでしょうか。
 現在、私たちが持っている知識は、こうした試行錯誤も含む歴史の積み重ねの上に成り立っているものです。その知識でさえ、来年には変わってしまうかも知れません。悪しからず、ご了承いただくべき性質だと考えて、簡単な補足を施させていただくものです。ぜひ、ご理解下さい。
(2009/07/13) Latest Update 2015/09/23 [80KB] TOP

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