戻る→ ←戻る ヒメスミレ 進む→ 進む→

 ヒメスミレが続いていますが、タネを採取するタイミングが分かりやすい例です。朔果はうつむいている状態から、真上を向く状態を経て炸裂します。この真上を向いている状態で採取して、封筒のような紙袋に入れておきます。夜、袋の中でパチパチと炸裂する音が聞こえていれば良いタイミングで採取したと考えて良いでしょう。1週間程度は放置して十分に乾燥させます。その後に、品種や採取状況を記録したメモと一緒にジッパー付きのビニール袋等に入れて、冷蔵庫に保管します。これは擬似的に冬を経験させるという意味です。一般にすみれのタネは、冬を経験することによってある程度の発芽率を維持できる可能性があるとされているそうです。そのまま春まで冷蔵庫に保管しても良いのかも知れませんが、30日間程度で冷暗所に移しても良いと聞きました。余り深い眠りにつかせますと、なかなか目覚めないという話には半信半疑…。
 葉やタネの写真が続きました。時には花が見たいですね。
ページのトップへ戻る