戻る→ ←戻る 進む→ 進む→
タカオスミレ
 以前、勝手な思いこみで、タカオスミレは高尾山(東京)の特産品だと思っていた時期がありました。そうではないことを文献で知ったのですが、栃木や群馬で見た時に、やっと実感したものです(笑)。
 でも、生育場所によって、かなりイメージが違うものだなぁと感じたのも、この時でしたね。この写真は赤城山(群馬)で撮影したもので、葉の色が余り濃い方ではありませんが、赤城山の向かい側にある榛名山(同)では、かなり濃い色なのです。年による違いかなと考えて、数年間通いつめていますが、傾向は変わらないようです。
 自分で試してはいないのですが、タネを持ち帰って鉢で咲かせた場合、微妙に葉の色が薄くなることがあると聞いています。生育環境である土壌や日照条件の違いによる要素が大きいということでしょうね。実証することはたいへんな作業で、とても重要です。ただ、時に興味本位で程度をわきまえない行為が見られます。これは感心できませんね。
ページのトップへ戻る