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 すみれを観察していると「あるところにはある」という気持ちになることがあります。写真はオカスミレという、きれいサッパリ毛のないアカネスミレですが、あちこちで当たり前のように見られました。基本的には珍しい部類のすみれです。
 しかし、アカネスミレは千葉県の平地でも、まだ不十分な大きさでしかないのですが、低山とは言っても600m程度の標高がある場所で花を咲かせているのは不思議です。
 東京都内で桜がもうすぐ満開です。ソメイヨシノが示す桜前線はすみれ前線としても目安になります。うんちくですが、ソメイヨシノは交雑種ですので接ぎ木等で増やすしかありません。逆に言えば、全てのソメイヨシノは同じDNAを持つ兄弟ということになります。従って、全国の開花時期は、純粋に気温や日照時間の差ということになり、基準木としては理想的な資質を持っていることになります。
オカスミレ
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