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 山梨県で3年程前のことですが、まだ芽が出たばかりなのに、とても大きな葉と櫛葉を持つすみれに出逢い、「一体なんだろう?」と訝ったものでした。ただ、「もしかしたら、エゾノタチツボスミレかも!」という思いもあったのです。嬉しいことに、今回の旅で、それを確認することができました。
 唇弁にスッキリとした紫条があって、全体としては真っ白い花でした。写真には写っていませんが、側弁の毛がとても偉そうなイメージを醸し出しています(笑)。
 不思議なことに草丈は低めでした。実は、長野県で出逢ったエゾノタチツボスミレは驚くほど背の高い代物で、その姿が脳裏から離れないのです。それに比べて、この辺りの個体は背が低めなのか、はたまた、急激に気温が上がったため、慌てて花を咲かせて帳尻を合わせようとしたのか、また疑問が残ってしまいました。いつか再々訪問して確認したいと思います。
シロバナエゾノタチツボスミレ
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