次へ進む→ ←戻る 進む→ 次へ進む→
タカネスミレ

 濃いガスが出た日、ここでは猛烈に吹き上げる風が異様な世界を作っていました。タカネスミレが花を咲かせる時期なのに、晴れの日よりも曇った日の方が圧倒的に多いのです。昆虫の姿を見ることもありませんでした。不思議ですよね。なぜ、こんな場所に根付き、こんな季節に花を咲かせるのか。
 まだまだ黄色い花は多いのですが、そろそろ、この地に根を下ろす仲間であるコマクサにバトンを譲ろうとしています。晴れた翌日、タカネスミレが砂礫地一面に深緑色の丸い葉を拡げて、小さく自己主張している姿が健気でした。
写真は2枚構成です(マウス・オンで2枚目を表示)
ページのトップへ戻る