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 比較的、という話ですが、暗めの環境を好むすみれが多いと思います。また、花の時期には明るくても、花後には樹上の葉が展開して少し暗くなるような環境に咲くすみれも多いのではないでしょうか。相対して、常に炎天下であろう環境にしっかりと咲いているのはナエバキスミレです。
 背の低い灌木が生える程度の亜高山南斜面に堂々と咲く姿は、なにか潔さのようなものを感じさせてくれます。真上から強い日差しを受けて、光沢のある深緑色が更に強く輝いて、随所に目立つ緋色も映えていますね。母種であるオオバキスミレとはまるで異なるイメージではないでしょうか。
ナエバキスミレ
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