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ヴィオラ 'ガバナー・ヘリック' 進む→
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 展示会では、余り目に触れない系統の外国種等が展示されていて嬉しくなってしまいますね。それでも、この大きい濃紫色のすみれは比較的良く見掛ける方なんですよ。これは"ガバナー・ヘリック"と名付けられて栽培歴の長い交雑種なのです。
 20世紀初頭に米国で栽培されるようになったそうですが、一般的な交雑種の常として不稔性です。どうやって、百年を越える期間にわたって栽培され続けてきたのでしょうか。残念ですが、ニオイスミレを片親に持ちながら芳香性は極めて弱く、もう一方の親であるソロリア系の性質を受け継いでしまったようですね。歴史の長さが混乱を生んでしまったのか、良く似た性質の選別品種が複数存在して、現実には区別できない面を持っているそうです。
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