←戻る
次へ進む→
公開シンポジウム 進む→
次へ進む→
 日本分類学会連合さんが主催する公開シンポジウムが国立科学博物館で行われました。写真は肖像権やプライバシーに配慮したつもりですが、なんとか雰囲気は分かるのではないかと思います。参加者は想像より多くて、予備席を作って対処していました。
 さて、シンポジウムの内容ですが、「分類学におけるDNA情報の活用」というシンプルなタイトルから容易に想像できるのではないでしょうか。分野が少しずつ違う最前線の研究者4名が各45分の報告を行ったのですが、「うわぁ、もっと聞きたい」といった感触のまま、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 なにしろ背景となる技術が実用段階に至って15年程度。今も日進月歩ですから、期待もある反面、誤解も多いことは容易に想像できます。趣旨説明に立たれた東京大学の伊藤氏は「以前は形態か分子かという不毛な議論がなされた」とした上で、「両者はともに重要、分子情報も何ら特別な存在ではなく、如何に活用していくかが問題」としています。
 眼を皿のようにして、耳をすまして慎重に聞いていたつもりです。会場全体と同じポイントで笑っていましたので、概ね適切に理解していたのではないかと思います(笑)。
ページのトップへ戻る