←戻る
次へ進む→
イブキスミレ 進む→
次へ進む→
 珍しく花のアップ写真を使ってみました。この種を幾度かご覧になられている方ならピンと来たと思いますが、これはイブキスミレです。とても品のある花ですね(ただ、花期が早いすみれの話を連休まで引っ張ってしまいまして、反省しております)。
 花だけ見せられても…、ごもっとも。実は、後方にうっすらとしか見えていない葉にこそ特徴があるとも言えるのです。でも、ぜひ注目してみたいのは独特の花色で、不思議な魅力があると感じています。花びらにとても薄い色、暗い青紫を極端に薄くした色が付いているのでしょう。しっとりしたイメージです。それから、側弁になんとなく不似合いな剛毛が生えているのも特徴です。ただ、北海道産の個体群には毛がないという話などもあり、もう少し各地の自生品を見比べてみたい種の一つです。
ページのトップへ戻る