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 初めてウスバスミレを観察できた時の写真が出てきました。当時、標高2,000m級ですみれが花を咲かせているという感覚を持ち合わせていなくて驚き、そして自生地の独特な雰囲気にも驚いたものです。今なら、高山に咲くすみれと言えば、タカネスミレやミヤマスミレ等が頭に浮かびますが、ウスバスミレは一風変わった風貌をしていると思います。
 ユニークな存在ですよね。つまり、チシマウスバスミレを除けば、他に似たすみれが見当たりません。花の色は陰りのある薄紫色、鋸歯が醸し出す雰囲気も独特なものがあります。なによりも、もののけが棲んでいそうな苔むした高山の森に自生していることです。ただし、これは中部地方を念頭に表現しています。東北・北海道でも出逢ってみたいですね。全く違う雰囲気の山々に咲いているのではないかと想像を膨らませています。
 山口県、九州北部を中心に大雨の被害が出ています。被害に遭われた皆さまに心からお見舞い申し上げます。
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