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 これは初めて目にしたマキノスミレです。フィルムからデジタイズしましたら、デジカメ映像と比べて段違いに良い写り具合でした。当時のデジカメはそれだけ画質が悪かったのですね。分かりやすい指数で表現すれば、そのカメラの有効画素数は35万画素だったのです。
 さて、この美しいすみれですが、この後、ことごとく抜き取られる運命にあります。集団の最後尾を一つ一つ撮影しながら歩いていたのですが、目にしたのは掘り起こした穴の数々でした。言葉を飾らずに申し上げれば、不心得な指導者が引率する観察会と知らずに参加していたのです。抗議しましたが、彼によればマキノスミレは持ち帰っても良い部類なのだそうで、私が見つけた交雑種についても撮影が終わるのを待って、当たり前のように彼が持ち帰りました。事の善し悪しは自分で考えましょう。少なくてもナビゲーターが常に正しいとは限らないのです。
 思い出すと今でも胸が痛くなります。十数名が手に手に数株ずつ持ち歩いていましたが、帰宅は翌日の夕方でした。あの様子では、いったい何株が命を繋ぎとめたのでしょうか。(;>_<;)  
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