2年前、蕾だけしか観察できなかったヒメアギスミレです。今回はかわいらしい花がたくさん咲いていました。「顎」という名前をもらった由縁である葉の湾曲が目立ちませんね。「花後に半月形になる」と説明されており、一昨年は早過ぎたのかと訝っていたのですが、今回も似たような様子です。
確かに、花が咲いているので「花後」ではないのですが、文献やインターネット情報を調べてみると、花の段階でも葉がもう少しブーメラン状になっている例が多いようでした。鉢植えとして育てられて代を重ねる内に、こぢんまりと大人しくなってしまったのでしょうか。残念ながら、自生状態で観察したことがないもので判断しようがありません。