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ヴィオラ・アルベンシス 進む→
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 つい最近まで花を付けていたヴィオラ・アルベンシスです。比較するものがないと、黄色系のパンジーの咲き始めの姿に見えてしまいますが、ニョイスミレ並のとても小さな花を長く咲かせます。開花時期は遅めで長いので、結果的に初夏まで咲き続けることになります。パンジーの交配親の一つだそうですが、季節感が一致しませんね。
 帰化植物として日本にも定着してしまいました。マキバスミレという和名が正式に提唱されています。異論は出ないだろうと予測されますが、敢えて和名が必要か否か、特にややこしい学名でもないので余り理解できません。育ててみて、驚異的な繁殖力に改めて驚いています。「侵入危惧雑草種」に数えられることが納得できる繁殖力で、日本でも高原の牧草地等に土着していったようです。
 本種等、スミレ科の植物から単離した環状ペプチドと呼ばれるアミノ酸の集合体に、濃度によって細胞膜を破壊する作用が認められたそうです。医薬的な活用が期待されるという訳でしょうか。
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