暖かい国のすみれなので、花期が長いのではないかと勝手に思っていたヤマツクシスミレですが、特別に長い訳ではなかったようです。これは花の姿が消えて随分時間が経過した頃の撮影です。
伸びた茎の中間辺りで咲いた花から果実が膨らみました。白くて長い毛が目立ちますね。まだ緑色ですが、当然ながら、普通に茶褐色になって炸裂しました。アップで撮影すると大きさが分かりませんが、とても小さい果実です。この中に芥子粒サイズの黒っぽい種子が入っています。芥子粒っていうのは、アンパンの上にくっついている例の粒々ですね。旅に出ている間に弾けてしまった果実が多かったのですが、出窓に置いていたので簡単に拾うことができました。早速、取り蒔きをしたところ、発芽率は非常に良いようです。
小さな種子が想定以上に跳ねて、あちこちに飛び込んでいることも分かりました。