今日は南九州のすみれ続編を予定していたのですが、観察してきたすみれの整理と理解に時間が掛っています。この間、温かくなって花が増えて来た庭の棚からの便りも交えながら、少しずつ紹介させて下さい。
日本春蘭の鉢に飛び込んで我がもの顔をしているのはシロバナオオタチツボスミレです。その後方には日本春蘭が緑色の花を背を向けて咲かせているのが分かりますでしょうか。学生時代は春蘭がお気に入りで、「素」という漢字で表現される白い花や、「夕映」という語句が入る橙色の花たちの姿を魅入られるように眺めていたものです。その当時で3万円なんて手も足も出ない値付けでした。一方、我が家に長く住みついているのは園芸店で180円ぐらいだったような…(笑)。やはり、10年近くも代を重ねているシロバナオオタチツボスミレが同居して、おもしろい構図を見せていました。