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アサギスミレ(青系)

 横を向いた花のアップ写真をご覧になって、すみれに詳しい方はエゾノタチツボスミレかな?と思われたかも知れません。実は、北米に産する丈夫な種同士の人為的な交雑種です。どうした経緯か、アサギスミレという和風な流通名を与えられてしまいました。

 青い花と白い花の系統が流通していますが、この淡いコバルトを呈した花はなかなか魅力的です。花中央部の黄色っぽさは'Viola lanceolata'由来なのでしょうね。ところが、槍とも鉾とも呼ばれる特徴的な葉身の形を司る遺伝子は、この交雑種に余り影響を与えなかったようです。後方にあるスミレの葉は無視して下さい。花のそばに見えているのがアサギスミレの葉ですが、ごく一般的な形状で余り特徴がありません。

 入手してから数年経過しました。交雑種としての寿命は一般に数年間という通説もあるのですが、見た目の印象では元気です。こんな色合いの花を咲かせるすみれは少なく、気に入っています。もうしばらく目を楽しませて欲しいところですね。

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 少し標高の高い場所をめざして出掛けたいところですが、妙に忙しくて思うに任せません。ふと気がつくと、ヒットカウンターが230,000を超えていますね。
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