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 花期が遅いコミヤマスミレの場合、花を単独で見に出掛けた後はオフシーズン!というところでしょう。その後に展開する果実も種子も見たことがありませんでした。蒸し暑い日曜日、なんとか雨は降らないとの天気予報を確認して出掛けてみました。
 周囲の草が大きくなって見つけ難いのかな、と思っていたのですが、それ程でもありません。全体の姿も花期と大きく変わらないのですが、全体に葉の色が薄いようです。じっくり観察すると、表裏ともに濃い葉が少しだけ見られます。初春に充実していた葉には赤みが残り、花と同時期の葉は色があせ、花後に株中心部から延び始めている若い葉は黄緑色というところでしょうか。何よりも驚いたのは、株数がとても多かったことです。コミヤマスミレの姿を追いかけてどんどん登り、その姿が見られなくなったのは頂上付近のことでした。
 何度も出掛けた自生地なのに、分布数も自生する場所についても少し誤解していました。思い込みをなくすために、もう一歩冷静な観察眼を備えないとダメですねぇ。
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