庭の棚では、時折、思い出したかのように幾つかの返り咲きが見られます。そんな秋の日にも継続的に花を咲かせているのはヴィオラ・バンクシイ、それから、室内の出窓で咲いているヒバントゥス・コミュニスという毛色の違う外来のすみれたちだけになりました。
写真のヴィオラ・バンクシイは5月の姿です。現在と比較すると、夏を越して葉の量が増えていますが、花の様子を含めて全体のイメージはほとんど変わっていません(笑)。道行く人々は、これがすみれの仲間だとは思っていないかも知れませんね。植物に詳しそうな方に声をかけられたのですが、スミレ科であることを知った後も「つるが伸びるのねぇ」と、なんとなく納得できていない顔でした。「オリヅルランのように節から根が出ますよ」と説明すると呆れたように笑っていました。