岩手県に出かけるに際して、できれば確認したいと思っていたことがありました。それは、県南部の内陸から海岸部に近い北上山系にかけて、シハイスミレとみなして良い個体だけが自生するエリアがあるという情報でした。その報告書に触れた時、「そんなこともあるんだ」と感心したものの、これまで、この地で一度もシハイスミレを見たことがないので、取り扱いに困ってしまった訳です。
それはそれとして、自分の目で確認することができないかという思いで、それなりに歩いてみましたが、目に触れたのはやはりマキノスミレだけでした。3枚目は宮城県で観察したものですが、どちらつかずの中間型が多い関東に住んでいる目で見ますと、これは分かりやすいマキノスミレの範疇だと思います。もう少し雨の日が少なければ、探索ポイントを増やすことができたのでしょうが、結果的にはシハイスミレとおぼしき個体を見つけることさえできない始末でした。
同一人物の訪問を一日に1回しか記録しないユニーク・カウンターですから、数回目である私は30万人目ではありませんね(笑)。