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リュウキュウシロスミレ 進む→
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 ちょっと葉が細長い感じもしますが、リュウキュウシロスミレのようですね。基本種は Viola betonicifolia 、アリアケスミレが兄弟分に当たります。このグループについて、橋下保先生はノジスミレとヒメスミレの雑種起源だと考えていたとされます。全体の様子と2n=72という染色体数からの推察でしょうが、現在は解明されているのでしょうか。
 花の様子は極めて多彩で、シロスミレの交雑種に雰囲気が似ています。距は確かにヒメスミレっぽいですね。ただ、生育環境が違いますから、ノジスミレとヒメスミレの方が可能性が高そうです。広大なオーストラリアにも基本種が自生しているそうですが、スミレ属は極めて稀な存在で、特にノジスミレやヒメスミレの仲間は自生していません。どちらが学名上の基本種なのかは別として、北半球から持ち込まれたものと考えた方が無難でしょうか。リュウキュウシロスミレとアリアケスミレの関係についても興味津々です。
   高校の部活でDNA解析が行われる時代です。
交雑種の両親など、既に判明しているのかも知れませんが、情報が一般向けには出てきません。自分でシーケンサーを保有したいものですね。
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