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 少し迷いながら、まぁ、アギスミレの範疇で良いのかなぁと位置づけることにしました。これは10日ほど前に撮影したものです。この姿を花期に観察したのならば迷いは少なかったでしょうね。
 花期にはニョイスミレとしか見ていなかった個体群について、花後に葉を見るとブーメラン形に変形していることは少なくありません。庭で長く育てていたニョイスミレがそうでした。花期に見る葉は大半がムラサキコマノツメと大きな違いがないのですが、花後、半数程度の葉の基部が伸び出します。どうやら、湾曲する度合いは各地の個体群によって異なるようです。蹄鉄そっくりなところまで曲がるものから、あっさりした出っ張りまで多彩。おそらく、どこからアギスミレなのか明確な指標を打ち出すことは難しいのだろうと思います。
   ヒメアギスミレは区別しやすいとされますが、植栽品では葉の大きさが小さめという程度で、余り判然としないようでした。元来は匍匐茎などが展開する様子にこそ、違いがあるのだそうです。
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