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ベニバナハリマスミレ 進む→
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 多くのすみれたちが混在していますが、手前で艶やかに咲いているベニバナハリマスミレを一応の主人公にしましょう。他の種も紹介しておきますと、淡い紅色の花はアリアケスミレ、濃紅色の花はヴィオラ・ソロリア(レッド・ジャイアント)、後方にはシロコスミレやヴィオラ・アルベンシスも見えています。園芸品種から外来種まで賑やかな様子でした。
 このベニバナハリマスミレは2年前に購入した株の子孫です。栃木県の神山隆之氏WHO!の記述にある通り、ハリマスミレはスミレとアリアケスミレの交雑種でありながら、極めて良好な稔性を示しました。種子を採取した翌春に播種して、その実生株が今年の春にどっと咲き始めたという訳です。実は発芽率の方も極めて良かったもので、このような鉢がずらっと並んでしまいました。見事に親と同じ艶やかな姿をしており、道行くご近所さんの目を楽しませていたようです。
   植物研究家の神山隆之氏はスミレ研究で特に有名ですが、ホウオウゴケというコケ類で国内では確認されていなかった種を次々に発見されたことが、この夏、下野新聞でニュースになっていました。
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