小さな里山のてっぺん付近に差し掛かりました。明るい路傍ではアオイスミレが既に果実を付けています。近くには花をさかせている株もあるのですが、時期的には果実期と見た方が素直かも知れません。
まん丸で白い毛だらけの果実ですね。珍しい形態だと思います。他種と同様に3枚の心皮で構成されているはずですが境界が分かりません。成熟して割れるだけで、炸裂して種子を飛び散らせることはありません。それでも、一応、朔果と呼ぶのでしょうか。その割れ目からこぼれた種子は蟻さんが運んでくれるので、蟻散布植物と呼ばるのですね。