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 スミレサイシンにも立派な果実ができていました。赤茶褐色で斑点があり、とても大きいものです。果実の長さは20mm、幅は10mmに至らんとするサイズです。幾つかできた果実は花茎が丸まって下を向き、地面に密着していました。でも、さく(草冠に朔)果の特徴である「炸裂」が起こる時期には再び立ち上がるのです。最終的には、普通に上を向いて心皮(果皮)が裂開すると、内側には淡い象牙色の大きい種子が詰まっていました。
 スミレサイシンの種子は休眠が深いようで、ジベレリン処理をしてもなかなか休眠を打破できないことが多いようです。
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