←戻る
戻る→
アケボノスミレ 進む→
進む→
 ギンランを見る時は葉の形状、アケビを見る時には葉の数を注視するというように、植物好きは植物それぞれに注目するポイントがあります。観察する際のクセみたいなものですね(笑)。スミレの場合、柱頭周辺がポイントの一つでしょう。
 アケボノスミレの場合、柱頭は「カマキリの頭形(虫頭形)」と呼ばれる形状、側弁には白い毛が疎らに見られる程度で毛がない個体もあります。そして「距」と呼ばれる唇弁に付属している袋状の突起は短くて丸い、つまり、ふっくらしています。他にも、花の大きさや独特な色合い、花期の葉の展開状態など、特徴的なポイントが多いので、判別しやすいスミレなのでしょうね。
 やっと晴れ間が覗きました。灼熱期を過ぎれば豪雨ばかりの日々。ツマグロヒョウモンも頑張っていて、すみれたちは極めて可哀想でした。
ページのトップへ戻る