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ミヤマスミレ 進む→
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 ~国境の長いトンネルを抜けると雪国であった~、小説の書き出しに登場するトンネルの上で咲くミヤマスミレです。まだ雪が解けきらない草原に一気に咲きだすスプリング・エフェメラルたちに混じって、赤紫色のすみれが一面に拡がっている姿に、うわぁ~!と声が出てしまいました。
 後にも先にも、これ程に花数が多い群落を見たことがありません。匍匐枝で増える性質でありながら、ポツリポツリと生えていることも多いようです。北海道は別として、深山に咲くすみれですので、なかなかお目にかかれません。何らか、ミヤマスミレの話題に触れることがあると、この自生地を思い出すのです。
 もう20年来、メールやネット上での知り合いでありながら、一度も会ったことがない方がいる不思議に、最近、気づきました。^^
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