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 奥武蔵の尾根歩きに出掛けました。諸都合で出発が遅れ、短時間で周ることができるコースです。その登山口から程なく、端正な姿のフモトスミレがたくさん現れました。フモトスミレは多変異ですが、この自生地の個体群は葉が渋い緑色で、葉の裏から花茎、花弁の裏まで赤味が強い個性派です。
 どの写真を選ぼうか迷ったのですが、特徴が分かりやすくて楽しそうなものを選びました。乾燥した明るい尾根道などが好きなようですね。学名(種小名)はドイツ人医師シーボルトに由来しますが、シノニムと呼ばれる分類学上の別名は「こびと」を意味するラテン語だというこぼれ話があります。山道のあちこちで出逢った小さな白い花たちを見ていて、これは『言いえて妙』という表現が当たるのではないかと思いました。
  寒い一日でした。伊香保ではせっかく咲いた桜が雪まみれです。関東の平地は雨でしたが、これで花弁は散ってしまうでしょう。
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