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 冬場は古い展示会の写真なども整理しています。撮影機材は二世代前ですが、このサイズなら、まぁ、特に問題ないですよね。

 キクバノジスミレというヒゴスミレとノジスミレのハイブリッドとのことです。実は撮影時にはピンときていなかったのですが、これって、おそらく「キクバノジスミレ・春爛漫」ですね。今回、この画像の前後を確認したところ、札が二枚重ねになっている画像があり、後の札に「春」という一文字が見えていることが分かりました(笑)。浜島糸子氏の育種による交配種であり、長い間、一般流通しています。
 ふと、気づいたことですが、自然交雑種としてのキクバノジスミレには、野山でも展示会でも出逢ったことがありません。この園芸品種は、この系統に浜島氏が命名した選別種ということですよね。別系統のキクバノジスミレが幾つも存在して良いはずなのに、不思議です。因みに、すみれのハイブリッドでは一般的な命名パターンに依拠していて、片親がエイザンスミレなら「キレバ~」か「フギレ~」とされます。
 エイザンスミレやヒゴスミレの交雑種に稔性が認められるケースが多いのはナゼでしょうか。
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