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 昔の展示会で撮影させていただいた写真編もパート14になりました。さて、今回は「紅鶴」と表示されていた展示品ですが、実のところ、少し戸惑っています。この「紅鶴」とは、おそらく「エイザンスミレ x ベニバナナンザンスミレ・紅鶴」のことですよね、きっと(汗;)。
 知っている「エイザンスミレ x ベニバナナンザンスミレ・紅鶴」は、もっと濃い紅色で、シンプルというのか、端正な顔立ちを持ってる印象です。ただ、1979年の交配から既に40年以上が経過しています。安定した形質を維持しているグループも存在するとは思いますが、形質分離してしまったグループが存在することは、当然と言えば当然でしょうね。
 この交配種には稔性があって、長い間、苗だけでなく、種子でも一般流通しています。適切な形質維持のためには選別が必要ですが、それを不特定多数に期待する方が無理筋というモノでしょう。大きく捉えて「ヒラツカスミレ群」という見方もあるようですが、少し大きすぎるかも知れませんね。個人的には「紅鶴系」という系統があるという見方もありかなぁと・・・(再び、汗;)。
 今日は3月11日ですね。5月に目にした石巻周辺の瓦礫の山、打ち上げられた船や通電していない信号機などが脳裏に蘇ります。
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