今春、諫早から雲仙、島原近辺をうろついていました。早かった開花は仕方のない自然現象ですが、とにかく、楽しかったですねぇ。一人で知らない山を歩き回ったり、農作業を終えたおばぁちゃんと、しばらく話し込んでいたり、降ったり照ったり、凝縮された時間でした。
その間、あちこちで見かけた葉が小さいタチツボスミレが気になっていました。その翌週、久しぶりに、いがりまさし氏と諸々話していて、例の「コタチツボスミレ(シーボルト型)」だと、やっと思い出しました。自生地で思い出すべきですよね(笑)。改めて、ライデン大学分館(オランダ)収蔵の標本画像(第四十六 as Viola canina)と比べると、葉の形状は総じて一致!でも、想定外に葉が大きいのですね。