ボリジ
(ルリヂサ、ルリヂシャ)
マドンナ・ブルーの星形の花、穏やかなフローラルな香り






マドンナ・ブルーの星形の花、穏やかなフローラルな香り
分 類 | : | ムラサキ科ルリジサ(ルリヂサ、ルリヂシャ)属 |
学 名 | : | Borago officinalis L. |
原 産 地 | : | 南ヨーロッパ(地中海沿岸) |
作 用 | : | 強壮、抗うつ、鎮痛、発汗、利尿、抗炎症 |
主 成 分 | : | カリウム、カルシウム、サポニン、タンニン |
ボリジは「瑠璃苣(ルリジサ)」と書くようです。古代ギリシア・ローマ時代に、薬草として利用されていました。ボリジには気分を高揚させる効果があると言われ、強壮剤として人気があります。
風邪の症状を緩和する効果があるとされますが、ボリジにカルシウムやカリウムが豊富に含まれることによります。
美しい花の色が気になりますが、昔、聖母マリアの青い衣を描く時に、指標色として使われたとの説があり、この瑠璃色を「マドンナ・ブルー」と呼ぶようになったとか。草丈は1m前後になるのですが、一年草で、花後には枯れてしまいます。育てやすい植物で、更に実生で簡単に増やすことができるそうです。
古い時代のヨーロッパでは、ボリジが『勇気』や『幸福』、『喜び』をもたらすというイメージがあるようで、十字軍に出陣する騎士たち、ボリジを浮かべた別れの杯が与えられる風習があったそうです。古い時代のヨーロッパの歴史を彩る花だったのでしょうね。